お知らせ

Mさん(University of Cambridge, Computer Science / Kingswood School出身)

大学1年目は、あっという間に終わった一方で、成長を実感する一年ともなりました。

MichaelmasタームとChristmas休暇は、ただでさえ忙しい授業に加え、オンラインコースの研究に力の50%を使ってしまい、非常に忙しくストレスフルでもありました。研究は初めこそ順調でしたが、後半にいくにつれ研究目的がぶれたり、理論や論理の弱さを痛感したりすることとなりました。しかし、論文やコードベースを読むなど新しいことに挑戦することは、楽しく、学びの多いものとなりました。今思うと研究に携わるにはメンターが必要不可欠なのだろうと感じますが、自分でテーマを考えたり参考文献を探したりなど、主導でやったからこそ感じられたことも多かったと感じています。

Lentタームは、正直あまり記憶がありません。授業を淡々とこなし、開発も手すきのときに行い、という感じでした。ロンドンでミュージカル鑑賞をし、久しぶりに何かに圧倒される感覚を味わえたことは記憶に残っています。

Easter休暇とEasterタームは、試験に向けての対策をしっかり行いました。勉強終盤で一気に知識がつながった時は、楽しさも理解度も上昇していきました。狭間にはCBLという自分の興味のある研究室にも出入りしてみて、また興味のある分野にも出会いました。試験の結果は首席でしたが、理解しきれなかった部分もあったと感じており、来年度はより学び方を洗練できればと思っています。

部活は引き続き卓球を行っており、演説の末、来年度の会計に選ばれました。卓球部の人たちは実力的にも人間的にも尊敬できる人たちが多く、心と体のオアシスになっています。

夏休みは、日本の大学でリサーチインターンを行っています。Michaelmasの研究の関連テーマから研究者を探し、直接メールをしたことで、面接をしたうえで、インターンとして受け入れてもらいました。面接では方策勾配法(機械学習の手法)の導出などを問われ全然解けなかったのですが、ご厚意で受け入れてもらえました。アシスタントとして働く中で思うのが、メンターのフィードバックが何より天才的で、研究の進め方やペース配分など、学ぶことが非常に多いです。また、今後も見据えて自由に教科書などで数学の基礎体力もつけさせてもらっており、非常に幸運に感じています。

今年度はアカデミアをどんどん深堀りする一年となりました。初めは早く何か手触りのあるものを達成したいと思っていましたが、アカデミアは短距離走ではなくマラソンで、疲れたときの周囲を探索する時間も重要だと感じました。突き詰めたい分野が明確になりつつあると感じている今だからこそ、周りが熱中しているQuants(金融)やソフトウェアエンジニアリング、物理学や生物学などマルチフィールドを自由に触れたいと思っています。Tazaki財団にいる私たちの他にはない特権は、短期的、金銭的な成功にとらわれる必要がないことだと思います。周りの優秀な人たちは、自分の優秀さを示すための証明が必要で、就活や面接でのブランディング、CVに書くためだけのアプリ開発や、研究などでもすぐに書けるような即時的な手法を追いかけたりする人が多いです。しかし、そんな人たちが作り上げる社会もまた、競争的な、短期的思考の社会になってしまうと思います。Tazak財団というprevilegeを享受しているからこそ、焦りなく心の底から自分の好きなことを突き詰め続けて、長期的に社会に貢献できればと思います。

最後になりますが、同じカレッジのOさん(&Sさん)には感謝しかありません。料理や買い物の分担ができることはもちろん、日々の雑談が心の支えとなっています。

寮の花壇
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寮で作ったお花のケーキ photo