お知らせ

Kさん(Imperial College London, Biochemistry / Christ's Hospital出身)

インペリアルカレッジでの大学生活が始まってから、四か月が経過しました。 高校とは大きく異なる授業スタイルや試験形式に最初は戸惑うことも多く、また、これまでとは比べものにならないほどの自由度と、それに伴う自己責任の重さを日々実感しています。
最初の学期は、大学とはどのような場所なのかを理解すること、ロンドンでの生活に慣れること、自炊を含めた生活リズムを整えることなど、初めてのことばかりで、まずは安定したルーティーンを作ることに注力しました。
学業面で最も苦戦している点は、インペリアルでは明確な試験範囲(スペック)が提示されないことです。授業ごとに大まかな学習目標は示されるものの、試験でどの程度の理解が求められるのか、問題の傾向はどういったものかを事前に予測することが難しく、休暇明けに実施された最初の試験では特に苦労しました。
第一タームでは、Biological Chemistry と Cell Biology の二つのモジュールを履修しました。
Biological Chemistryは、生体現象を化学的な枠組みで理解するための導入的なモジュールであり、今後のBiochemistryの学習につながる内容だと感じています。一方で、化学を理解するために物理の知識も必要とされる場面が多く、物理が苦手な私にとっては非常に難易度の高いモジュールでした。
Cell Biologyは個人的に特に興味深く感じています。高校時代に学んだ内容について、「実際にはどのようなプロセスで機能しているのか」「前提として扱われていた部分の背景は何か」と疑問に思っていた点が、分子・細胞レベルで一つずつ解き明かされていく感覚があり、自分の関心分野をより深く追究できていると実感しています。
ラボワークも一定数ありますが、事前のデモンストレーションが少なく、必要な情報がまとめて与えられたうえで、自分たちで考えながら進める形式が多いのが特徴です。この学習スタイルには不安やストレスを感じることもあります が、自発的に考え、主体的に学ぶ姿勢を養うための訓練なのだと捉え、徐々に適応しようと努力しています。
生活面では、大学入学後、本当に恵まれた友人関係を築くことができました。日常を共にするフラットメイトや、毎日顔を合わせるコースメイトはいずれも温かく、悩みを共有し合ったり支え合いながら生活できていることを非常に幸運に感じています。
まだ始まったばかりの大学生活ですが、これまでの経験を通して、学業面・生活面の両方で多くの学びを得ています。また、大学での学びをどのように最大限に活かすかは、個人の主体性や思慮に大きく委ねられていると感じています。これまでの経験を通して得た気づきを今後に活かし、自分なりに工夫を重ねながら、より充実した学びにつなげていきたいと考えています。