
9月にUCLに入学し、早くも第一タームを終えました。UCLは「すべての人に開かれた大学を」という理念のもと設立され、約半数が留学生で構成されている国際色豊かな学校です。大学生活はとても充実していて、たくさんの人たちから様々な刺激を受ける毎日を送っています。
私は大学でPPE(Philosophy, Politics and Economics)を学んでいます。UCLでは、1年目は三つの分野それぞれのModuleを取り、2・3年目でより専門的に政治と経済、もしくは政治と哲学を学びます。また、QuantitativeとMixed MethodというResearchの二つのストリームがあり、Quantitative Researchの方をコンプリートすると、最終学位がPPE and Social Data Scienceとなります。これがUCLのPPEへ進学を決めた理由の一つで、理論だけではなく実践的なスキルを身につけられることに大きな魅力を感じています。
現在は3教科それぞれに関するModuleを取っており、今後の基盤となる学習をしています。
Sixth Formの頃と比べてより包括的にトピックに深入りできる学びを通して、自分のコースへの興味がより強くなったように感じます。また、世界各地からきたコースメイトたちとセミナーなどを通して意見交換することがとても楽しく、自分の視野がさらに広がったように感じます。実際に、授業外でも社会問題や世界情勢について話し合う機会では、自分の無知さを感じるとともに、新たなる学びや気づきに感激することの多い日々です。EconomicsはA-Levelで扱ったものと似ている部分もあり、今までの学びが大いに役立っていると感じていますが、入学直後にグループプロジェクトを課され驚かされました。PoliticsはPPEの生徒だけのModuleであるため、小規模な環境でディスカッションをやる機会が多くあります。そして事前課題で読まなければいけない文章量がとても多いため、読解力と情報処理能力が日々鍛えられていると感じています。Philosophyは、初めての教科なので少し不安でしたが、批判的思考や論理的思考など、今までの学びで得たスキルを活かしながら取り組んでいます。エッセイの書き方などまだ完璧ではない部分もありますが、先生のフィードバックや友達のアドバイスなどを通して少しずつ感覚を養っています。その他にもMathsのModuleでは経済にリンクする数学的スキルを養うために問題演習があったり、第二タームではリサーチに関連する統計学とプログラミングのModuleがあったりとまだまだ忙しく、それぞれの課題も多いので、計画的にしっかりと取り組んでいきたいと思います。
また大学にはSocietyが数多くあり、私は、Jazz Society、Japan Society、Bentham Brookes Instituteに参加しています。Jazz Societyでは、Kingswoodのときと同じく、小学校から続けているクラリネットを演奏しています。Japan Societyでは、日本語のレッスンとキャリア関連で活動しています。UCLのJapan Societyでは、放課後にレベル別の日本語のレッスンを行なっており、第一タームはその日本語講師として活動しました。また、Sub-Career Officerにもなることができたので、キャリアサポートの運営として色々な企業の方と交流する機会が増えました。企業の方や就職した先輩方と話をする中で、今まではぼんやりとしていた自分の将来について、よりリアルに考えることができるようになりました。最後のBentham Brookes Instituteというのは、UCLの生徒主体のシンクタンクで、大学一年生から大学院生まで幅広い年代が集まってプロジェクトに取り組みます。10人弱のグループごとに課題を設定し、リサーチから考察をしてプロジェクトレポートを提出します。私の所属するグループは、イギリスの移民の経済統合におけるAIのインパクトについて調べています。先輩からリサーチについて学ぶことができたり、ディスカッションを通して幅広い視野とさまざまなアイディアを知ることができたり、自分のスキルを伸ばす上でとても役に立っています。また私の専攻しているPPEは規模が小さいため、コースのSocietyがありイベントも多くあります。Pub Social やWelcome Event、また普段のレクチャーやセミナーを通して仲の良い友達も多くできました。Sixth Formの時と比べて自分たちで予定を決められる時間が多いので、友達とご飯を作ったり、ロンドンの色々なエリアを散策したりと充実した日々を送っています。ロンドンはやはり物価が高いですが、格安スーパーで買い物をしたり、徒歩移動で交通費を削ったりと色々と工夫しながらなんとかやりくりしています。
2年前に渡英したときは不安や寂しさがありましたが、今回の大学生活がスムーズにスタートできたのは、Sixth Formでのバックグラウンドの違う様々な人たちと交流し一緒に楽しめるようになっていた経験と自信が、大学でも色々な人に躊躇なくアプローチすることができ、充実した大学生活に繋がっているからだと思います。UCLは、過半数の生徒がインターナショナルであり、価値観や経験が大きく異なる人たちで形成されたコミュニティとなっていて、私は日々新たなことに気付かされます。言語や日常生活の文化の違い、宗教観や政治的思想など、お互いにリスペクトを持ちながら交流することで、自分の世界がさらに広がったように感じます。このような貴重な留学生活を支えてくださっている全ての方々へ感謝をしながら、これからも精進していきたいと思います。