お知らせ

Tさん(University of Bristol , Aerospace Engineering / Kingswood School出身)

大学生になって3か月が経ちました。新しい環境での生活が始まり、最初は順応するのに苦労しましたが、段々と慣れ大学生活も軌道に乗ってきました。さて、この3か月を振り返ってみたいと思います。

私は、ブリストル大学でAerospace Engineering を専攻していますが、今学期は4つのUnitsがありました。4つの内2つは数学、物理を学ぶ座学で、もう2つはコースワークでした。コースワークでは機械や器具の正しい使い方を学んだ後、実験・実習を行い、Pythonを使ってレポートを書き上げたり、CAD(Computer-Aided Design)という技術を使って設計をしたりとエンジニアとして必須のことを学びました。手書きでのデザイン・設計の仕方を学んだ後、Fusion 360というソフトウェアを使って3Dでロボットの設計をし、寸法などの詳細を含んだ設計図も作成しました。また、グループプロジェクトも何回かあり、プレゼンテーションも行いました。コースワークはパブリックスクール時代はやったことがなく、初めてで課題も多く大変でしたが、最終的に今までの課題や作品をポートフォリオにまとめ提出しました。今学期末は数学、物理の試験があり、コースワークの提出と合わせると慌ただしい学期末でしたが、無事に終了しほっとしています。次のタームからは宇宙工学に特化した授業が始まるのでとても楽しみです。

大学の生活面での1番の変化は、自立・自律が求められたことです。パブリックスクール時代とは異なり、特に生活面での制限やルールがなくなり、他人に依存せず自分を律して生活することが必要になりました。睡眠時間や勉強時間の裁量は完全に個人に委ねられ、最初の方は生活習慣がなかなか確立しませんでしたが、大学生活に慣れるにつれて生活習慣が段々と整いました。食事も自炊が中心となり、完全に自分で食べるもの食べないものを選択するので、自然と健康についても調べたり考えたりするようになりました。自炊のレパートリーも段々と増えましたが、更に増やせるように色々挑戦していきたいです。また、とてもありがたいことにバースのホストファミリーとの交流も続いており、サンデーローストに招待していただくなど、大学進学後も親身に関わってくださり感謝しています。やはりホストファミリーの所へ戻ると、ホームに帰ってきた気分になり安心感が段違いなので、改めて人付き合いの大切さを感じました。

学業以外では、大学から新たにトライアスロンを始めました。高校時代は、勉強・運動・音楽の3つに挑戦していましたが、今は学業とスポーツのみに専念しています。その分1つに割く時間が多くなったので、更に深く追求できていて楽しいです。トライアスロンは毎日何かしらのセッションがありますが、私は週4日でスイミング、ランニング、体づくり・筋トレセッションに参加しています。また、今タームの終わりには、陸上、クロスカントリークラブと合同でブリストルからバースまでマラソンをするというイベントがあり、普段関わらない人とも交流でき、とても楽しく大きな達成感がありました。トライアスロンは体力的にハードですがやりがいがあるので、今後もトレーニングを続け大会にも参加していきたいと思います。


最後に、私がこうして何不自由なく大学生活を送れているのは手厚くサポートしてくださっている財団の皆様のおかげです。大学に入ってから、改めて自分がどれだけ幸せものであるかを実感しました。これからも一生懸命精進して参りますので引き続きよろしくお願い致します。