お知らせ

Yさん(University of St Andrews , Theoretical Physics / Kingswood School出身)

早いもので英国での勉強もあと1年を残すのみとなりました。
この1年間は、大学での課程に慣れてきたこともあり、自主学習にも精を入れました。物理学部の図書館は小さいながら良書が豊富で、ほぼ絶版になっているような古い本にも興味をそそられました。私が在籍しているのは、4年のbachelorレベルの授業と、1年のmasterレベル、授業、研究1学期ずつが合わさったundergraduateの課程になっています。1年目がA-levelで既に履修した内容と被っているので、2年目からの編入をし、全体で4年の課程となりました。
当初は医学部の受験が目的でしたが、英国での受け入れの基準が日本と違うため、理論物理へ専攻を変えました。その為、高校までの物理の難しさから、大学の内容についていけるか少し心配でしたが、St Andrewsの基礎に集中した授業内容もあり、杞憂に終わりました。実際、優れた理論はelementary、または比較的simpleな原理から、難しすぎない数学の過程を通り、様々な実験結果を予測します。また、何かを理解したと感じる時というのは、自分の言葉、やり方で同じ結論に達した時ということも学問を通じて学びました。
現在、大学院への申し込みを準備していますが、もし受かり、研究を始めた際は大学で学んだ事を生かしていきたいと思います。