Oxford大学での一年目を終え、留学生活も半分の三年を残すところとなりました。この一年で、新しい環境に身を置くことの大変さと楽しさの両方を再確認できたように感じます。試験も無事に終わり、夏休みも中盤に入ったところで、この一年間を振り返ってみようと思います。
大学一年目で一番印象に残っているのは、環境の良さです。図書館や授業など、学業に直接関係することだけでなく、周りの人々との関わり合いからも、得られるものが多くあったように感じます。イギリスだけでなく世界各地から来た生徒や教員のほとんどが同じ町に住んでいるというOxfordやCambridgeならではの環境のおかげで、様々な文化的背景や興味をもった方々と話を交わし、知見を広げることができました。また、Oxford大学という非常に長い歴史を持つ大学での生活は、まさにハリーポッターの世界に紛れ込んだかのようで、美しい建物や荘厳な雰囲気を楽しみながら、日々を過ごしていました。
学業に関しては、やはり授業の内容は難しく、進みも早かったものの、このような素晴らしい環境に身を置いていたおかげもあってか、同級生や先輩、教授の方々などに気軽に相談しながらスムーズに進めることができました。その結果、学年末のテストでは、学年187人中31位と言う好成績を残すことができました
スポーツや交友関係においても、一年間でかなり多くのことを経験できたと感じています。自分の趣味であるサッカーや音楽を通して交友の輪を広げることができ、大学という新たな環境でも気の合う友人を難なく作ることができました。パブリックスクールでの経験も生きているように思います。
また、Oxfordのタームは、内容が濃い分8週間と短めになっており、休みの期間を少し長く取ることができます。そのためクリスマスやイースター休暇中は、旅行などをして学業から少し距離を置いて、旅行先の人々と関わることができ、充実した時間を過ごすことができたように感じています。
2年生からも、財団や周りの人々への感謝を忘れずに、より一層充実した留学生活を送れるよう、精進したいと思います。