
奨学生に選出されたというメールをいただいて歓喜してからはや5ヶ月弱、いよいよ旅立ちのときが近づいてきました。正直なところ、このレポートを書いている今でも、これから親元を離れ、故郷から遠く離れた異国の地で暮らすのだということに対しての実感がわききっていません。それでも自分の中でのこれからに対する期待は、不安を遥かに上回るものがあります。
私がイギリスに留学したいと思うようになったきっかけは、昨年に参加したサマースクールです。私は幼い頃から、宇宙物理学にとても興味を持っており、研究者である父親の影響もあって博物館や研究施設によく訪れていました。そこから数々の本やインターネットの記事を読むうちに、ブラックホールやダークマター、ダークエネルギーといったまだ解明されていないものに、特に自分の知的好奇心を刺激され、明らかにしたいという目標が生まれました。そんな中で、私のいた高校からイギリスでサマースクールがあるので参加者を募集するという旨の情報が飛び込んできました。テーマは’space for the future’。これはぜひ参加したいと思い、真っ先に応募しました。そこでは、イギリスの大学は研究機関として機能していて、世界の最先端の探究活動ができるうってつけの場所であることを知りました。ロンドンの街を散歩して驚いたのは、街が大学を中心にして広がっているということです。これは純日本人の私にとってはとても新鮮なことでした。この経験から、私はイギリスの大学に行きたい、と強く志望するに至りました。
私がKingswoodで力を入れて取り組みたいと思っていることは、勉学以外の活動に参加することです。もちろん、最初はA level のカリキュラムについていくことだけで精一杯かもしれませんが、余裕が出てきたらさまざまなアクティビティに参加して、交流の輪を広げたいと考えています。そうすることで、英語のコミュニケーションも上達させたいとも思っています。日本にいた頃から取り組んできた模擬国連というものがあるのですが、Kingswoodはそのホスト校となっているそうなので、進んで関わりたいです。
そして何よりも楽しみにしている事は、イギリスを散歩することです。といっても、目標はイングランド一周することなので、散歩というには語弊があるかもしれません。突然ですが私は長い距離を歩くのが大好きです。どれくらい歩くのが好きかというと、前の冬休みに東京から京都まで歩いてしまったほどです。私にとって歩くということは、手段ではなく目的です。歩くことはとても探究活動に似ているところがあって、まだ行ったことのない領域を自分の目で確かめるという感動に、とても心を刺激されるという点が共通しています。歩けば歩くほど、地図ではわからない発見があり、出会いもあります。イギリスでもトレッキングなどのアウトドア系のアクティビティに参加して、他では得られない楽しみを味わいたいです。
最後に、これまで、そしてこれからお世話になる田崎様やTazaki財団のスタッフ方、ガーディアンをはじめとして、自分が出会うすべての人に対する感謝の言葉を忘れないようにするということを、この留学生活で何よりも大切にしていきたいです。そしてその期待に応えられるよう、イギリスで精一杯努力をして精進して参りますので、この先もご支援よろしくおねがいします。この度は貴重な機会をいただき、本当にありがとうございます。
それでは、行ってきます!!