
渡英してから、早くも4か月が経ちました。気づけば随分と日が短くなりエディンバラの厳しい冬を実感しています。
Fettes Collegeに入学してから一番強く感じていることは、とにかく奨学金に合格し、Fettesに来ることができて本当によかったということです。一年前を振り返ると、応募書類を準備しながらイギリスでの生活を思い描いてはいたものの、まさか本当にここで生活することになるとは、当時はまったく想像していませんでした。
このタームを振り返ってみると、忙しいながらも非常に充実した、楽しい日々でした。A-levelでは、Maths、Further Maths、Chemistry、Physicsの4教科を履修しており、20科目ほど勉強していた日本の学校と比べると、信じられないほど負担が軽く感じられます。授業時間の約3分の1はFree Periodで、火・木・土曜日は午前中で授業が終わります。また、日本のような期末テストにあたる大きな試験がないため、自分のペースで、自分の興味のある分野だけを学習できる点もとても魅力的です。
そのような環境の中で、複数の数学オリンピックにも挑戦し、Maths Olympiad for GirlsではBest of Schoolを取ることができました。学期末にいただいたOrder(成績表)では、担当の先生方が私の努力した点や今後のアドバイスを丁寧に書いてくださり、ここまで一人ひとりをよく見てくださっているのだと感じ、これからの大きな励みになりました。また、Academic Scholarに選んでいただいたことも、自信につながっています。
School MusicalでThe Addams Familyに参加できたことは、このタームで最も印象に残っている思い出です。日本で続けてきたバレエを踊らせていただく場面もあり、作品に貢献できたことをとても嬉しく思っています。最初は物語や楽曲についてほとんど知識がない状態で参加しましたが、次第にダンスの先生の楽しい振付や魅力的な音楽が大好きになり、毎回のリハーサルが楽しみになっていきました。公演の一か月前からは週に4回ほどリハーサルがあり大変でしたが、その分、学年を超えて多くの友人と仲良くなることができ、かけがえのない思い出となりました。
イギリスに来てからもバレエを続けており、学校外でレッスンに通っています。プロのダンサーやバレエ教師の方々も多く在籍するクラスで、刺激を受けながら日々レッスンに励んでいます。イギリスに来て改めて、これまで10年間、最も長く力を入れて続けてきたバレエを、こちらでも続けられていること、そして踊ることの楽しさを再確認しています。
渡英前は、日本とはまったく異なる環境で、つらいことがたくさんあるだろうと思っていました。しかし実際に来てみると、ホームシックになることはまったくなく、気づけばこの生活がずっと続けばいいのにと思っている自分がいます。小さい頃からFettesに通い、英語を第一言語として家族とも英語で会話している生徒を見ると、私とは環境があまりにも違い、不思議な気持ちになることもありますが、私にとって「英語が話せるようになる」ということは一つのゴールであり、そのゴールに日々近づいていることを実感できるのは、他の人にはなかなか味わえない喜びだと感じています。そのため、英語が十分にできない状態でイギリスに来たことも、今では自分にとってプラスだったと前向きに捉えられるようになりました。
もちろん、英語でのコミュニケーションには今も苦労していますが、同じHouseの友人やHouse Parent、先生方がとても親切で、いつも声をかけてくれたり、遊びに誘ってくれたりします。そのおかげで、Fettesに来てまだ4か月とは思えないほど生活に馴染み、自分の居場所を見つけることができたと感じています。今では、何年も前からここにいるかのような安心感を持って、日々の学校生活を送ることができています。
Fettesで取り組んでいるA-levelの勉強、ピアノ、バドミントン、School Musical、クラブ活動など、すべてが日本で行っていたとき以上に楽しいと感じています。それは、Fettesが一人ひとりのやりたいことや生き方を尊重し、好きなことに思いきり挑戦できる環境を用意してくれているからだと思います。また、イギリスでは一人ひとりにそれぞれの良さがあり、その長所を認め合い、尊重しようとする文化が根付いていると感じています。そのため、日本と比べると、結果だけでなく、日々の小さな努力や挑戦する姿勢そのものを評価してもらいやすい雰囲気があり、それが私にとって大きな励みになっています。
そのような環境を支えてくださっているFettesの友人や先生方、休みのたびに家のように迎えてくれるホストファミリーには日々感謝の気持ちでいっぱいです。また、毎週電話をしたり、定期的に荷物を送ってくれる家族、そしてこのような素晴らしい機会を与えてくださった財団の皆様に、心から感謝しています。これからも自分らしさを大切にしながら、引き続きイギリスでの生活を楽しんでいきたいと思います。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。