
こんにちは。Predicted gradeを決めるテストなどへの焦りもあり、精神的にも少し余裕がなく、書いては消してを10回以上繰り返し、ようやく今に至りました。今後はこのようなことがないよう、計画性を持って報告書を書くようにしたいと思います。
先学期は、Predicted gradeを決める1回目のテストから学期が始まり、その後はテニスなど、自分の好きなことにも取り組んでいるうちに、あっという間に過ぎてしまったという印象です。
イギリスに来てからというもの、A levelの生物が苦手で、なかなか面白さを感じられずにいました。そのため、先学期は比較的得意で、興味も持てた化学に焦点を当てて勉強を進めました。その結果、化学以外の成績についてはまだ課題が残ったものの、化学ではコンテストで目標としていた賞を取ることができ、自分なりに一つ成果を出せたことは良かったと思っています。
学問以外では、以前から楽しみにしていたテニスをすることができました。ここでは少しトラブルもありました。最初はチームに入れてもらえていなかったのですが、イギリスに来てから少しずつ培ってきた「先生と交渉する力」を発揮し、なんとかトライアルのような機会を作ってもらうことができました。そして最終的には、学校のシングルスのトーナメントでも勝つことができました。
さらに、テニスでの活動を通じて、学校からColoursという賞もいただくことができました。正直なところ、最初はColoursが何なのかよく分かっていなかったのですが、どうやら制服の袖のボタンの色が変わるらしいので、この調子で制服を可能な限り「デコレーション」していきたいと思います。
夏休みは、学業と勉強を両立させようとしていたものの、振り返ってみると、結局は「楽しむ」が7割くらいになってしまったような気がします。
夏休みの初めにはKCLのサマースクールに参加しました。そこで生物医学に関する授業を受け、受講後には大学の基準でレポートを採点していただく機会もあり、とても楽しく、そして自分の進路について考えるうえでも意味のある経験になりました。一方で、ロンドンは観光するには最高ですが、住むには少しうるさすぎるかな、というのが個人的な感想です。
その後の7月は、ホストファミリーとワールドカップを観る時間がとても楽しかったです。特にイングランドがアルゼンチンに負けた後の家の空気感が最悪だったことは、今でも鮮明に覚えています。
8月の初めには、ブライトンのPride Paradeを観に行きました。日本でこれまで見てきたパレードとは違い、ブライトンではLGBTQ+コミュニティだけでなく、本当に多くの市民が一緒になって楽しんでいるイベントという印象を受けました。僕自身も首飾りのようなものを身につけて参加しましたし、街全体が一つのお祭りのようになっていて、雰囲気もとても良く、ブライトンという街の魅力を改めて感じることができました。
更に8月の中旬にはTOPSにも参加させて頂き、財団の同期の友達とケンブリッジで楽しい時間を過ごすことができたと同時に、沢山の刺激をもらうことができました。
そして夏休みを通して、ホストファミリーの協力のもと料理を何回もしたり、18歳の誕生日の週にはパブといった場所に連れて行ってもらったりし、大学に入ってからの生活への準備のようなことも出来ました。
こうして夏休みまでを振り返ってみると、楽しかったことも、思ったようにはうまくいかなかったことも、それなりにたくさんありました。そして、その一つ一つを思い返しているうちに、「自分は次の一年で何を残したいのだろう」と考えるようになりました。そこで思い浮かんだのが、昔から好きだった「初志貫徹」という言葉です。小学校の時に書き初めで書いた時から、ずっと気に入っています。僕はこの言葉には、大きく二つの意味があると思っています。一つは初心を忘れないこと、そしてもう一つは、その初心を最後まで貫き通し、やり抜くことです。
よく「もっと現実的になったほうがいい」と言われます。でも、僕は必ずしもそうは思いません。現実をまだよく知らないからこそ抱ける、少し無謀な願望のようなものが「初心」であり、それこそが自分が本当にやりたいことなのではないかと思うからです。
そして、今の自分に足りないのは、その初心を最後までやり抜く力なのだと思います。学業も、スポーツも、音楽も、英語も、どれもある程度までは出来ているものの、最後までやり切れず、どこか中途半端なところで満足してしまう自分がいるように感じます。もちろん、イギリスに来てから環境が大きく変わったことや、文化や言語の違いなどの難しさはあります。でも、それをいつまでも言い訳にしているわけにはいきません。結局必要なのは、勇気と、それを支えるための準備なのだと思います。
だからこそ、次の学期は「やりたい」と思ったことに対して、最後まで挑戦してみようと思っています。
例えば、タームの始めにはミュージカルのオーディションがあります。以前ロンドンでミュージカルを観た時、ある役にとても心を奪われました。僕にはドラマの経験もありませんし、英語の発音に特別自信があるわけでもありません。それでも、やってみたいと思った以上、最初から「自分には無理だ」と決めつけるのではなく、自分にできる限りの準備をしてオーディションに臨んでみたいと思います。
そして、ケンブリッジ大学への出願も同じです。もちろん、行きたいという気持ちだけで合格できるほど簡単なものではありません。だからこそ、自分ができる最大限の準備をして、自分の「行きたい」という初心に対して最後まで向き合いたいと思っています。
もちろん、努力したからといって、必ず思い通りの結果になるわけではありません。ミュージカルで希望した役をもらえないかもしれませんし、大学も第一志望の結果にならないかもしれません。でも、結果がどうであったとしても、そこに至るまで自分が本気で準備し、最後までやり切ることができたのであれば、それは決して悲観するようなことではないと思います。むしろ、自分の願望に届かなかったとしても、それがその時点で自分にできた最大限だったと言えるところまで努力することが、今の自分にとって一番大切なのだと思います。
この一年は、「何を成し遂げたか」だけではなく、「どこまでやり切ったか」を大切にしたいです。そして日本に帰った時には、結果がどうであれ、「これだけは自分が最後までやり切った」と胸を張って言える一年にしたいと思います。
今回は、少し自己反省文のような報告書になってしまいました。しかし、こうして自分自身について考えることができたのも、このような貴重な留学経験をさせていただいているからこそだと思います。改めて、留学の機会を与えてくださった財団の皆様には感謝しかありません。
次回はもう少し成長して、そして今回よりもハッピーな、自分らしい報告書を書ければと思います。それまでの間、今回書いた「初志貫徹」という言葉を忘れずに、次の学期もいろいろなことに挑戦していきたいと思います。
次は年明けに読んでいただけることを楽しみにしています!