お知らせ

Nさん(男生徒) 国立筑波大学附属駒場高等学校出身

今は空港で出国の手続きをちょうど終えたところです。レポートと睨めっこし始めたのはもっと前なのですが、何を書けばいいのか思いつかず、ずるずると先延ばしにした結果、出国前というよりも出国ギリギリレポートになってしまいましたがお許しください。 

人生に選択はつきものです。小さなものから大きなもの、択の数など、さまざまあるでしょう。僕にとって今回の留学の選択は大きな二択でした。正直、合格通知が来てからは嬉しい反面、怖さや不安に押し潰されそうでした。何かを選択するということは、他にあった択、そして一つの未来を捨てるということです。僕にとっては、あったはずの日本での学校生活、人間関係がそれにあたるのでしょう。そういった犠牲を払ってまで行くのは果たして正解なのか、悩み続けました。しかし、自分がした選択をいちいち振り返って正解だったのか考えて悩むより、後からみてその選択が正解であると確信できるように前進し続けるべきだと誰かが言っていて、その言葉にかなり救われましたし、これからも前進し続けようと思いました。

話は変わりますが、2年というとどう感じるでしょうか。僕は周りの知人が1年とか2年とか留学に行くと聞いたら、いいなと、ただそう感じてきました。ただ、それは第三者だから思えていただけで、実際に自分が当事者となり、2年更には大学までだと5年という数字を突きつけられると、感じたことのない感情に襲われます。短いように見えて、途方もなく長く感じるのです。なのでこれから申し込もうと思っている人がもし読んでくれているのなら、一度自分にとっての2年や5年の持つ意味を考えてみて下さい。そして完全にとは言いませんが腹を決めてから応募するようにしてください。

最後に、これから始まる留学生活では、楽しむことを第一に、色々なものに触れ合おうと思います。壮行会で自分は夢がないんだと言いました。そんな僕にとってこの留学は夢や将来像を見つけるのに良い機会です。支援してくださる田崎財団の方々、そして支えてくれた学校の先生や友人、家族の恩に報いることができるよう精一杯頑張ります!また次のレポートでお会いしましょう。