お知らせ

Mさん(男生徒)私立聖光学院高等学校出身

8月も終わりに近づき、エジンバラは長袖を着ていても肌寒い季節となってきました。1年前の渡英時、日本との気温差に驚いたことが、ついこの間のことのように思い出されます。留学一年目は、一瞬に感じられましたが、今までで一番内容の濃いものになりました。大学受験や、新しい寮、十期生との出会いなどをはじめとして、次の一年も充実したものになるのだろうと心待ちにしているところです。

さて、渡英後初の夏休みは、オープンデーでの大学訪問から始まりました。特に、オックスフォードとケンブリッジでは、5、6人ほどの教授に一対一でそれぞれ小一時間、大学での学習や生活について、直接お話を伺うことができ、両大学の特長を十分に理解することができました。

また、専攻についても考えることができました。夏学期終了時にはPhysicsに志願するか、Natural Sciences (NatSci) に出願するかなかなか決めかねていました。しかし、オープンデーに加えてTazaki財団の先輩方とのお話を通じて、最終的には物理学部に出願することが決まり、大体の出願予定が固まってきました。(特に、8期のN先輩には、何度も相談に乗っていただきました。)

物理学部を選んだ主な理由は、NatSciに比べて、理論物理と実験物理の両方を深く学ぶことができると思ったからです。もちろん、NatSciでは、複数の科学の分野を学んだうえで、専攻を選べるという利点があります。また、多分野にまたがる学際的な研究が増えていることを鑑みると、様々な科学の分野の見識を深めることは、将来の研究に役立つ可能性が大いにあります。

しかし、理論物理は、数学科出身の研究者が多くいるように、高度な数学の知識が求められます。その観点では、NatSciに比べて、物理学部の方が数学を深く学べ、理論物理の研究に役立てることが出来るのではないかと思いました。また、物理学部の方が物理の実験の機会が多いですし、理論と実験の選択の幅が、物理学部の方が広いのではないかと考えました。

オープンデーの後、大学のアドミッションテストの対策を主にした後、8月にはTOPSにも参加しました。同期の子たちに加え、大学生のサポーターの方々ともお話をすることができ、貴重な二週間となりました。コンピューターサイエンスや哲学、化学、数学などの個々の分野でのそれぞれの熱意や研究をじっくりと伺うことができ、たくさんの刺戟を受けることができました。9期KingswoodのM君の調べ物をまとめたノートに触発され、自分の学習へのモチベーションを高めることができたように思います。

Tazaki財団内のコミュニティは、縦横のつながりがとても強く、夏休み中は特に志望校選びからモチベーション向上まで大いに助けられました。

TOPSのあとには、Fettesの友人とともに、ロンドンへ4泊5日の旅行に繰り出しました。無計画さが否めない点が少し残念ではありましたが、思いっきり羽を伸ばし気分転換をすることができたように思います。

最後に、このような素晴らしい同期と先輩方に加えて、心温まる友達に囲まれた環境で留学させていただいているのは、ひとえにTazaki財団の皆様のご支援のおかげです。改めて感謝申し上げます。