お知らせ

Mさん(男生徒) 都立西高等学校出身

渡英から早くも8ヶ月が経ちました。財団10期の留学奨学生候補が決まったというお話も伺い、部活中に合格通知が来て飛び跳ねたあの日からもう一年が経ったとは信じがたい思いです。同時に、あと2ヶ月ほどで大学出願に大きく関わるmock examsがあり、さらに8期生が卒業してしまうと考えると一年前を懐かしんでもいられないなと感じます。

さて、今回のレポートでは1月からのハイライトをまとめてみたいと思います。

1月は休暇明けのテストから始まりました。前回のレポートで綴ったようにCSが私にとっての最大の不安要素であり、クリスマス休暇中も主に教科書の読みこみ、過去問などを通してCSを最優先に勉強に取り組んでいました。しかし実際のテストは、過去問で解いたようなテストの形式と異なり、全体的に単純な計算問題や一問一答的な問題がほぼなくなって、その代わりに単語の定義を問う問題や説明問題などが大量に追加されたようなテストでした。そのため、テスト中に一人で大いに焦り、書き終えられない問題もある中で時間終了となりテスト後はひどく落ち込みましたが、先生の良心あふれる記述問題の採点により苦手としていた長文記述で高得点を取ることができ、なんとかA*をとることができました。クリスマス休暇中の努力の復習は無駄ではなかったとわかり単純にとても嬉しかったです。
Further Maths, PhysicsでもA*、Aを取ることができ、ひとまず安心することができました。
その他にも1月にはSixth Form Dinnerというパーティが学校で開催され大盛り上がりでしたし、音楽を通して知り合った友達と一緒にSchool Serviceという学校集会のような場で演奏したりなどこの春タームの中でとても濃い1ヶ月となりました。

2月は1月と比べるとハーフタームもあり落ち着いた日々を送った様に思います。学校でValentine’s Dinnerという小規模のディナーパーティが開催され、周りが男女のカップルで来ている中、僕含め友達男子4人で美味しくステーキをいただいたのはいい思い出です(もちろんですが男女問わずどんなペアでも参加することが認められています)。

ハーフターム明けの3月はイースター休暇前ということもあり、各教科トピックテストのようなものが多く週におおよそ3個くらいのテストが三週間続き少し忙しい期間でした。そんな中でも、Bath Half Marathonのボランティアに参加したりSenior Physics Challengeを受けたりなどができて充実した1ヶ月でした。

イースター休暇中にはBath, Bristol交流会ということで普段なかなかお話しできない財団の6期生の方々と交流できた他、ホストファミリーと一緒にCheddar gorgeという場所に観光に行ったりなど楽しむことができました。また、特に大きな参加予定のイベントがなかったこともあり、現在興味を持っているQuantum Computingについて自分で知識を深められる機会となりました。最近では本格的にQCに興味を持ち始め、夏休み期間中にNational Quantum Computing Centreという機関で開催されるwork experienceに応募し、UCLが提供するオンラインコースを修了してQCに関する本も読み切ることができました。ただ、QCはPhysics, CSの応用分野ということもあり高校生向けの教材が豊富ではないのが難点で、詳しく専門書を読むために基本となる数学、量子力学等を学んでいきたいなと考えています。

このタームは全体を通して今まであやふやだった自分の興味分野を見つけ、それを深められた期間だったなと感じます。日本の高校にいた際にはあまり自分が何に深く興味を持っているのか考えず、ぼんやりとした将来像のまま、勉強の主な目的はとりあえず大学受験のため、という思考が正直なところでした。しかし、イギリスで皆がそれぞれ興味を持つ分野があるという環境に囲まれ、自分と向き合い興味探索の時間をとれたことで、探究心の赴くままに物事が吸収できるようになったと思います。この環境で生活できているのも田崎さん始め財団の皆様のご協力あってのものと感謝しながら、緊張と不安に溢れた次の夏タームを乗り越えていきたいと思います。

余談ですが、年始に引いた高熱を伴う風邪から始まり、今タームは非常に体調を崩すことが多くなってしまいました。皆様もどうぞお身体に気をつけてお過ごしください。