出国も翌日に迫り、イギリス留学が楽しみでもありつつ、未だ行くことが信じられないような気持ちです。留学が決まってからの数ヶ月を振り返ってみると、忙しくも楽しい日々でした。
合格通知が送られてきた時、部活中だったのにも関わらず飛び跳ねて喜んだのを覚えています。夢に見た留学生活が決まった高揚感は忘れられません。しかしその喜びは、すぐになぜ自分が選ばれたのかという疑問に変わり、またすぐに本当に行けるのかという不安も出てきました。もちろんイギリスにはとても行きたかったのですが、いざ実際に決まってみると、親しい友達と別れる寂しさや、未知の地への恐怖が心の中で広がっていきました。
それからの日々は、VISA関連(と言いつつ親や財団の方に何から何までサポートしていただきました、本当にありがとうございました)や留学に関する授業で忙しない日々でしたが、友達との思い出を作ることにも尽くしました。私は英語をあまり得意としていないので、出発前英語集中講座やPre A-levelは本当に不安でしたが、周りの9期生や先生方に支えられて、楽しく授業を受けることができました。Pre A-levelが終わった夏休み後半は、友達と遊んだり部活に打ち込んだりと楽しく過ごし、部活に関しては渡英二日前まで毎日のように通いました(お陰様で日焼けで肌が真っ黒です)。
イギリスでは、自分が今まで経験したことのない新しいことにたくさん出会うと思います。勉強だけでなく、新しい人、新しいことにとにかく全力で関わり、色々な世界を知って興味をひろげ続けることを目標にして、日々突き進んでいきたいです。そうしたことで積んだ経験が、私の力となり、助けになると信じています。
最後になりますが、このような私の決断を支え、元気でねと送り出してくださった都立西高校の先生方や友人、両親、そしてこのような機会をくださった田崎さんはじめTazaki財団の皆様、本当にありがとうございました。精一杯努力して参りますので、これからもよろしくお願いいたします。
これから応募する方へ
先述した通り、正直私はまだ自分がなぜ今回Tazaki財団9期生に選ばれたのかよくわかっていません。海外生活が長く英語が流暢なわけでも、面接の受け答えがとびきり上手だったわけでもないです。ただ、先輩方もレポートで仰っている通り、ある程度の成績は必要なのではないかなと思います。英語が得意でない私でも、面接で自分の思いをまっすぐ、精一杯伝えたらご縁をいただくことができたので、あまり参考にはならないかもしれませんが、頑張ってください。