お知らせ

Kさん(男生徒)県立千葉高等学校出身

ホストファミリー宅の枯れた芝生を見て昨年を思い出しました。どんどんと移り変わる季節の中で見たことのある景色に出会うたびに、ここで四季を経験したのだ、またひとつ歳を重ねたのだと嬉しく、また少し悲しくも感じます。二年間という限られたキングズウッドでの時間の中で、2度目の季節は最後の季節なのですから。慣れてきた頃に終わってしまうようなこの生活は儚く、苦しい瞬間も季節と共に私を過ぎ去ります。

今の私は昨学期と夏の自分に支えられて成り立っています。
テストに向けて勉学に励んだ昨年の自分がいるからこそ、新しい年を始めることに戸惑いはありません。経済をとっても、RPEをとっても、日本で親しんでいた暗記中心の学習法は大して通用しません。授業で扱った内容が頭に入っているだけではなく、それらをうまく組み合わせて批評したり、見たことのない問題に柔軟に対応したりする能力が求められ、暗記学習よりもエッセイを実際に自分で書いてみる練習が学習の大部分を占めます。昨年1年奮闘してやっと自分に合った勉強法を見つけることができたような気がしています。
また、友達と学校外で過ごす時間が増えたのが昨学期、そして今年の夏です。幼い頃から親交が深い友人の輪に快く受け入れてくれる人が身近にいる環境には感謝してもしきれません。

もうすでに秋の訪れが待ち遠しく、大学出願に伴う忙しなさに一段落つく日を想像することが今の私の原動力です。皆さんも、今を生きることで精一杯に感じること、しばしばあると思われますが、たまに顔を上げて限られた季節を愛でることをしてみてください。改めてTazaki 財団の皆様と、今年何かしらの形で縁があった皆さんに感謝申し上げます。心休まる夏の終わりをお過ごしください。