
2か月にわたる夏休みが終わろうとしています。この夏は多くの貴重な機会に恵まれましたので、簡単に振り返りたいと思います。
七月初旬には、ケンブリッジ大学主催のSPCというキャンプに参加する機会をいただきました。これはIsaac ScienceのSenior Physics Challengeにおいて全英上位50名に入ると招待されるプログラムで、キャベンディッシュ研究所で量子力学の講義を受けられるものです。今年から選考方式が変更されたこともあって、結果を待つ間は落ち着かない日々を過ごしましたが、キャベンディッシュ研究所は私にとって長年の憧れの地でもあったため、参加が叶ったことを心から嬉しく思いました。キャンプ中は教授陣による講義はもちろん、他の参加者とのディスカッションに大きな刺激を受けました。深夜まで友人たちとお互いを起こし合いながら宿題を競って解いたのは、学問に没頭する喜びそのものに感じられました。
七月後半の2週間は、Imperial College London等を会場に開催された国際科学フォーラムに参加しました。90の国と地域から集まった約500名の学生と交流する中で強く印象に残ったのは、どのような文化的背景や国籍を持つ人であっても、科学へのパッションさえあればそれが強固な共通言語となるという、普遍的な連帯の素晴らしさでした。最先端の研究開発に携わる方々からお話を伺うことができ、充実した2週間を過ごすことができました。文化交流の夜に日本舞踊の披露と金毘羅船々の紹介の機会をいただき、多くの参加者に日本文化を楽しんでもらえたことは良い思い出になりました。
八月中旬には、ロンドンに欧州・中東・アフリカ統括拠点を置く大手重工メーカーにて5日間にわたりWork Experienceをさせていただきました。お忙しい中、貴重なお時間を割いて温かく迎えてくださった社員の皆様には、心より感謝しております。エネルギー・物流・産業機械・航空宇宙など、多岐にわたる事業や開発が、各国のエネルギー政策や複雑な地政学リスクとも関わりながらダイナミックに進められていく様子に触れて大きな刺激を受け、将来に向けて今後さらに学びを深めていきたいと気持ちを新たにしました。
またこれらの活動や大学のオープンデイへの移動に伴い、今夏は5カ所のホームステイ先、3つのアコモデーションでお世話になりました。食事や英語の訛りなど、各地方やご家庭ごとの違いも興味深く、さまざまな文化に触れることができて、とても楽しい経験となりました。ケンブリッジのホストファミリーに連れて行っていただいた競馬観戦では、伝統的な社交場としての側面や、音楽祭のような熱気が非常に新鮮でした。
田崎様をはじめとする財団の皆様のご支援のおかげで、これほど多くの貴重な経験を積むことができましたことを、心よりお礼申し上げます。この夏に得た学びや出会いを糧に、今後の学業・活動にも一層励んでまいります。