お知らせ

Sさん(女生徒)都立桜修館中等教育学校出身

一昨日、ちょうど渡英して一年を迎えました。夏の終わりを感じる風に少し凍えながらもいよいよ受験の時期が始まるという緊張感が高まり武者震いしています。
この夏はあるスタートアップ企業の運営しているサマーコースに参加しました。参加者はイギリス、イタリア、ポーランドなどヨーロッパ出身の方が多い中、数人アジア出身(ドバイ、香港)の方がいて、大学に行くとこんな感じなのかなと思いながら、学校の外で友人が出来たことが嬉しかったです。授業では化学の発展的な内容を学びました。UCLの教授から少人数で研究内容について聞かせていただく機会があり、conjugated polymerのシートの医療的な応用の話から、質問を重ねているうちにスマホのカメラの顔認証の倫理問題の話やプラスチックストロー廃止政策の現実的なパラドックスまで話が膨らみ、大変刺激的な2時間を過ごしたりもしました。サイエンスのバックグラウンドをもった政治家の必要性についても実際のサイエンティストと議論できたことも貴重な経験でした。夏前に個人で応募した、Biotechnologyの倫理問題についてのエッセイコンテストで、Bioengineeringにも興味が湧いてきたこともあり、おそらく自分は医療に関連する化学や工学に興味があることがわかってきました。ただ、興味分野が広く、正直なところ一つの分野に絞って大学に応募するかはわかりません。
TOPSに参加した際に、大学生の先輩方や先生方とお話しできたことは、長い夏休みの中で自分の将来についてふと考え始め、考え始めたらきりがなくなって悩みすぎていた私に進む勇気を与えてくれました。悩んでいてもきりがないのでまずは一歩でも足を出してみようと思います。TOPSの授業では、折角なのでAレベルで選択した科目でない教科を取りたいなと思い、刑事法のクラスに参加しました。偶然が重なり教授との2対1のチュートリアルにも参加することができたのですが、思っていた以上にその分野を楽しんでいる自分を発見できたことも収穫でした。
CHでは2週間後に最終的にpredicted gradeが決定する試験があります。しっかり準備して臨みたいと思っています。とても素敵なホストファミリーのお家にステイさせてもらえることや、毎日ご飯を食べれられること、応援していただいていることに感謝して、来学期からも精一杯精進し、楽しみたいと思います。これからもよろしくお願いいたします。