お知らせ

Sさん(女生徒)都立桜修館中等教育学校出身

 私は、日本で生まれ、17年間ずっと日本で生活してきました。日本の生活は好きでしたが、世界への好奇心と、挑戦することが好きな性格が相まって、中学に入ってからは海外留学を漠然と夢見るようになりました。中学生時代は興味を広げながら、少しずつ英語の力をつけました。高校に上がってからは、段々と閉鎖的な環境にいることへの危機感も感じるようになったように思います。海外留学の道を真剣に考えだしたそんな時にTazaki財団に出会いました。最初、学校で卒業生のTazaki財団生の先輩からお話を聞いた時、次元の違う世界に圧倒されましたが、同時にもの凄く引き付けられました。日本とイギリスの文化、言語、食の違いを体感することや、最先端の学問を学び、友人を作る未来を思い描き、ワクワクしました。

 ここからは、出発前日の心境と、今後の抱負について書こうと思います。
 正直なところ、明日には9600キロも離れた場所の土を踏みしめているなんて信じがたいです。応募を決めた昨年の12月からイギリスにいる自分を想像していたし、家族や友人と別れることも覚悟していたはずなのに、中々実感がわきません。新天地での生活に胸を躍らせながらも、緊張しています。 
 私は、イギリス留学を通して、日本がもっと素敵な国になるようために貢献できる力をつけたいです。私は、日本の伝統文化、人、食が好きです。今後の日本がもっと魅力的な国になるように何かしたいと思います。今はまだ、自分がどの道に進むべきか分かりません。ですが、イギリスでの生活の中で、毎日目の前の物事に一生懸命取り組み、ここぞという時のために力をつけていきたいです。
 私には、これからの生活の中で、大切にしたいことが4つあります。
 誠実、素直、感謝、挑戦です。
 誠実であり、真心を持って行動することは、目には見えないけど、相手にはわかるはずです。言語も違い、今後新しい出会いが沢山ある中では、目に見えない部分を大切にしていきたいです。また、同じように、素直であること、感謝を忘れずに生活したいです。
 私は、挑戦することが好きで、それが強みでもあると思います。これからも、飛び込む勇気を忘れず、挑戦し続けたいです。

最後になりますが、このようなチャンスをくださった田崎様、そして財団の皆様、いつも手厚くサポートしてくださる財団スタッフの皆様、本当にありがとうございます。応援して下さ った先生方、力強く背中を押し、励ましてくれる友、そしてずっと近くで見守ってくれていた家族に心から感謝いたします。この留学でどんなことが起きるのか、今は検討もつきませんが、楽しいことも辛いことも、全部これからの自分の糧にしていく所存です。まずは、2年後に成長した姿をお見せできるよう精進してまいります。これからもよろしくお願いいたします。