お知らせ

Oさん(男生徒) 国立東京学芸大学附属高等学校

人生で最も濃密な二年間のボーディングスクール生活があっという間に終了してしまいました。授業、スポーツ、食事、その他諸々で時間を共にし、同じ屋根の下で暮らしてきた友人とは、家族のような深い関係を築き上げることができました。 深夜のクッキングで火災報知器を作動させてしまったこと、同じ部屋で毎日寝泊まりしたこと、そしてその他数えきれないほどの思い出。この二年間での一番の収穫がこの一生物の人間関係と言っても過言ではないと思います。このような機会を与えてくださった財団の皆様には、感謝しても感謝しきれません。

A levelの試験が行われる五月上旬から六月中旬は、自習期間となり、授業が行われません。そのため、自分のスケジュールを管理し、試験に向けて準備をする必要があります。そんな中でも、学校ではスポーツをする時間を設けることが推奨されていたりと24時間勉強していることが求められているわけでは全くありません。この点、ストレスも少なく勉強を進められたと思います。また、これまでの二年間で積み重ねてきたものがあれば、この期間に焦って勉強するようなこともないので、友達と過ごせる時間が増え、通常の学校生活よりも楽しい時間を過ごせると思います。

全てのA level試験を終えると、学年でのパーティーやスポーツなどが企画されたり、友人とロンドンへ行って充実した時間を過ごしました。卒業式前日の夜にはGrecians Ballというプロムがあり、全員がスーツやドレス、その他伝統的な衣装を身に纏い、華やかに卒業を祝う会が開かれました。このイベントは、一部生徒の間では学校で一番のイベントで、特に女子生徒の中では衣装に十万円近くかけたという人も少なくありませんでした。

二年間を終え、帰国して日本で生活を送っていると、自分の価値観がいかに変わったか、広がったかということに気付かされました。育ってきた環境の全く異なる人だけと二年間の寮生活を共にしたことで、今はもっと自分と異なる人と関わりたい、という気持ちがあります。まだまだ知らない世界がたくさんあり、まだまだ未熟な自分がいます。出発前レポートにも書いたように、大学生活でもより多くの人と関わること、多くの経験を積むことで人生を豊かにしていきます。

財団の皆様、これまでの二年間、たくさんのものを吸収して成長できる環境を用意していただきありがとうございました。引き続きよろしくお願いします。