真新しい環境に急に飛び込む留学という行為は、半強制的に自分の学びを加速させる理想的な環境を提供してくれている。
Christ’s Hospitalでの一年目を終え、二ヶ月の長い夏休み休暇に入りましたが、渡英から一年近くが経過したとは全く信じられない、なんとも濃い激動の一年でした。言語もおぼつかない所から、新たな国、環境、人々の中に飛び込み、今となっては生活している地域に親しみも出てきました。
渡英前からの一年でIELTSのスコアは2.5上がり(5.5から8.0)、英語力の上昇を結果として出せたことはこの一年の一つの成果です。
今学期は八週間と少し、というなんとも短いタームでしたが、学年のディナーや寮ごとにアクティビティをする日など数々のイベントがあり、実際の二倍三倍の速さで過ぎ去ってしまいました。イヤーグループのディナーでは、男子はスーツ、女子はドレスなどフォーマルな服装で、いつもより少し豪華な食事と友達との写真撮影を楽しみました。
その他にも今学期は寮対抗のSports day(運動会のようなもの)があったり、Parents dayという、生徒の保護者が学校に来てピクニックをする日などがあり、イベントの一番多いタームでした。
アクティブでは陸上を週に3回やり、主に中距離走の練習をしたため大変ではありましたが、芝生の綺麗なトラックの上を走り、結果的には800mの四度にわたるリーグ戦で銀メダルを取ることもでき、良い結果でシーズンを終えることができました。
また、現在新しい陸上トラックの建設が行われていて、夏休み明けには出来上がる見込みなので楽しみにしています。最新技術を搭載したトラックだそうで、例を挙げると、100mのタイムを測るときに毎10mのタイムを知ることもできたりするそうです。
サマースクールに関しては、Senior Physics Challengeの試験に合格し、四日間という短い期間ではあったものの、物理熱心な同い年の仲間と貴重な時間を過ごすことができました。講義はQuamtum physics (量子物理)についてで、Natural sciencesの教授による学部の内容を扱ったものであったので、大学受験が迫ってきている中、自分の興味分野を再確認することができました。他にも教授の方とコースの相談をすることもでき、大学出願に向けて具体的なアイデアが出来上がってきました。
TOPSには約一週間の日程で参加し、オックスフォード、ケンブリッジどちらのカレッジにも宿泊する経験をさせていただきました。サポーターとして参加してくださる先輩方や先生の方々とお話ができ、刺激も受けられて良い経験となりました。
丸々二ヶ月の夏休みは暇にもなるのではないかと思っていましたが、夏ならではの経験をしているうちにあっという間に過ぎ去ってしまいました。これからの一年も、ボーディングスクールで過ごせる貴重な時間を存分に満喫して、学びの多い年にしていきます。