サッカーがメインスポーツであった今学期は、ほとんどの生徒がサッカーをアクティブに選ぶ上、会話の話題も多くがそれにまつわることでもあったため、なんともイギリスらしい光景(?)が広がっていました。
クリスマス休暇終わりのファーストチームのプリシーズン(合宿のようなもの)では、三日間という短い期間ではあったものの、勉強と離れてサッカーに集中する環境も用意されていて、地域のプロサッカークラブに観戦に行ったりと貴重な経験をさせていただきました。また、天然芝のコートには頻繁に整備が入り、毎週一試合以上は組んでくれる等学校の手厚いサポートもあり、スポーツを中心にとても充実したタームを過ごすことができました。
イースターの始めには、ガーディアンの方と相談し、ケンブリッジの近くにホストファミリーを手配していただき、大学見学をすることができました。事前にケンブリッジに住まれている田崎生の先輩に連絡しておいたところ、カレッジの中や大学図書館なども案内してくださり、自分一人では叶わないような実際のケンブリッジ生の生活を少し体験させていただきました。またこれはインペリアル・カレッジ・ロンドンに行ったときも、先輩の力で内部を色々と見学させていただき、田崎生としてのネットワークのレベルの高さを感じました。
勉強面では今学期は大学のコース選び、自分の将来を真剣に考え始め、物理、数学を中心に先生方に相談に行ってはまた悩み、と同じような思考回路を行ったりきたりしているうちにあっという間に過ぎてしまいました。
自分は理論物理に興味があり、大学の教科書や講義を視聴することでさらに深掘りしています。最近特に興味があるトピックは、スティーブン・ホーキンスやアインシュタインも数十年単位の長い時間をかけつつも見つけることができなかった、宇宙の全てを網羅する一つの理論、the theory of everythingというものであり、それにまつわる本を読んだり知識を学んだり、映画も見たりしています。
Year13になるとすぐに出願が始まるため、次のタームのうちには自分の興味分野をより深く見極めて、学部決定に近づけていきたいです。
大学受験において大きな要素にもなり得るサマースクールに関しては、Senior Physics Challengeというケンブリッジで開催されるサマーコースへ向けたテストがイースター休暇明けにあるので、そこで良い結果を出せるように準備しています。
また、クライストホスピタルが連携しているアメリカのジョン・ホプキンス大学の微分方程式の八週間の講座を無料で夏休みにオンラインで受けさせていただけることになり、改めて恵まれた環境にいることを実感しました。
大抵の場合、一つの教科に一人は大学の情報を知り尽くしている先生がいるため、そのような先生とコンタクトを取ることは重要だと感じました。
この休暇は、休み明けのpredicted gradeに関わるテストに向けた勉強のほか、友達と遊びに行くようにもなり、初のプレミアリーグの現地観戦もできました。ターム中と相変わらず充実した時間を過ごしています。
気がつけば二学期目も過ぎ去ってしまい、大学受験も刻々と迫り来る中ですが、イギリス生活を楽しみきること、そして支えてくださっている財団の皆様、家族、友達への感謝を忘れずに、日々努力していきます。