私は今までスポーツや学業、音楽の分野において、多くの経験をしてきました。その中には、失敗に終わったものから表彰をされるような成功を収めたものもあります。私はその一つ一つで全力を尽くしましたが、この経験を成し遂げられたのは私の努力や能力以上に環境を提供してくれた仲間、家族、先生によるものが大きいと思いました。私はこのことを胸に留め、恵まれた環境を提供してくれている周りに感謝するようになりました。
一人一人が精一杯努力をしても環境に恵まれなければ、努力が報われることはありません。だからこそ、イギリスにいく機会とともに最高の環境を提供していただいている田崎理事長、そして田崎財団の皆様に、深く感謝いたします。田崎財団の支援がなければ、フェテスカレッジというとても恵まれた学習環境に身を置くことはおろか、とても優秀な8期生の皆に会えることもできませんでした。
私は日本では、ディベートの他にも、中学入学当初から続けていたバスケットボール、実行委員長を務めた聖光学院の文化祭、多くのことに力を入れてきました。そして私はイギリスでは、経済について学びたいと考えています。国の政策や方針が経済や社会にとって善か悪かを議論する中で、経済格差や貧困など世界には多く社会問題があることを知り、経済学を学ぶことでこれらの問題を私の得意な理系的観点を持って読み解き、問題解決に貢献したいと感じました。そして将来リーダーシップを持って国際社会を牽引していくような人材になりたいと思いました。
最後に、私は田崎財団に環境を恵んでもらいました。しかし、一人一人がいくら努力しても環境に恵まれなければ努力が報われないように、環境が機会が充実していようとも努力を怠れば全てが水の泡になります。これからいただいた環境を最大限生かせるよう、国際社会に飛び出して輝く人材になるよう、そして田崎財団奨学生8期生として恥じぬよう懸命に努力してまいります。田崎理事長含め田崎財団の皆様ありがとうございます。そして、これからも何卒よろしくお願いします。