お知らせ

Kさん(女生徒) 私立広尾学園高等学校

今年の秋からUpper Sixthの寮、Craigleith Houseに住み始めたことは私の今までの人生の中でトップレベルに嬉しい変化であった。去年は友人らが違う寮に住んでいたことからあまり長時間関わることができなかったが、共同生活をする中で毎晩のように一緒にデザートを食べたり、部屋でダンスをしたり、おなかが痛くなるまで笑い合ったりしている。去年はDalmeny Houseの理不尽な寮母さんや同級生らと暮らすことにかなりストレスを感じていたので、もし一年前の自分に会えるならば、「その状況は一時的なものであるから、希望を持ってがんばれ!」と言ってあげたい。

以下、今タームに起きた出来事を書き留める。

-Further Maths
今まで、私は学問は努力によって手にできるものであって、インプット・アウトプットを十分にすれば理解のできるものだと信じていた。しかし最近、初めて「脳の限界」を感じることがあった。それはFurther Mathsだ。
もともと数学が得意ではないのになぜか留学前に「いける!!」と信じて始めてしまったFurther Maths。去年はヘトヘトになりながらもなんとかA-level Mockで納得のいくPredicted Gradeを取ることができたが、二年目の教材に突入すると予想をはるかに上回る難しさに思考が止まった。 あとから時間をかけて考えれば理解できるものの、とにかく授業中は先生が異国の言語で話しているように聞こえる。しかもFurther Mathsは私の時間割の半分を占めるので、一週間のうち半分は私が授業中に口をポカーンと開けて先生を見つめているという状態になっているのだ。

幸い、実際に進学を希望する大学からは年内に全て返事をもらうことができた。どれもFurther MathsのRequirementがないため、次のタームからは晴々とした気持ちでFurther Mathに別れを告げ、残りの3科目に集中することができる。
将来、もしかしたら今後学ぶはずだったFurther Mathsの知識が必要になる時があるかもしれない。しかしその時は、上手く他人とAIの力に頼っていこうと思う。

-Girls’ Football
秋タームの始めに今年のサッカーチームのキャプテン・副キャプテンの発表があった。決めるのはコーチと顧問の先生で、キャプテンに選ばれたのはLower Sixthの子だった。
10人以下の小さなチームでも一番熱意を持って皆を引っ張ってくれる存在として、その子は適任だと思った。副キャプテンのUpper Sixthの子も納得していた。
しかし、「チームキャプテン」という肩書を狙っていた4-5人の同級生の子たちは、その決断を不服に感じていた。発表後、初めての練習前に、新キャプテンの子がたまたま居なかったことをいいことに、「Lower Sixthはキャプテンになるべきでない」だとか、「私はあの子よりサッカー経験が長い」だとか、先生に面と向かって文句を言っていた。呆れたコーチがついに「私の決断に不満があるなら、今日は練習に参加しないで」というと、あっさりとその子たちはその場を去り後日チームを辞めて行った。

このスポーツマンシップに欠ける幼稚な行動は如何なものかとも思うが、辞めた子たちは元々排他的で、練習が緩いというだけの理由でサッカーをやっていた子ばかりだったので、むしろ(やる気がある人だけが選別されたため)チームの質が上がったことを私は嬉しく感じた。逆に、辞めた子達が苦手でサッカーをやっていなかった同級生も多くいたため、その子らを招き入れたチームは前よりも大きくなった。
その後コーチが事情により辞めてしまい、七週間ほど後任のコーチがいない状態が続いた。指導者が全くいない中で、初心者ばかりのチームが練習するのは中々難しいことではあったが、なんとかチームがやる気を保ったまま乗り越えられたのは、熱いキャプテンとそれについていく意思のあるチームメイトが揃っていたからであろう。
去年もそれなりに楽しかったが、今年はそれ以上に二日に一回の練習を待ち遠しく感じるようになった。次のタームはスコットランドの地域のミニトーナメントを控えている。さらに上達していきたい。


次のタームも充実したものとなることを願っている。
いつも暖かくご支援いただき、誠にありがとうございます。