お知らせ

Kさん(女生徒) 私立広尾学園高等学校

エジンバラに来てから早くも7ヶ月がすぎ、充実した毎日を振り返るとあっという間に時がすぎてしまったように感じます。
今学期は特に、多くの人にお世話になりながら過ごした時間だったと思います。

12月に、私がボランティアしている病院でクリスマスパーティがありました。コーディネーターさんに「チョコやケーキを用意してるから」と言われたのでそれに釣られて行き、案内された席の横に座っていた二人のおばあさんと仲良くなりました。
二人は60代後半の姉妹で数年前まで現役で働いていたそうで、話すうちに、私が遠い日本から来て家族と離れていることを気にかけてくれたのか、後日食事に誘っていただきました。
連れていっていただいたタパスのお店では、スコットランドの文化や女性のキャリアについて話し、おばあさん方の知恵やアドバイスに驚くばかりでした。その日は食事からデザートまでご馳走になり、その後現在も数週間おきに会う関係性となっています。ある時は車を出してもらいスコットランドの名所を紹介してもらったり、ある時は街の隠れ家的なレストランに行ったり、非常に甘やかしていただいております。まるでスコットランドに二人の祖母ができたようで、とても嬉しく思います。

また、ハーフタームにはエジンバラ大学に通う5期生のKさんのフラットにて、6期生のSさん、7期生のSさんと共に「女子会」をしたり、偶然仲良くなった別の日本人学生Nさんのフラットで共に料理をする機会などがありました。大学生の先輩方が作ってくださる和食にはとても心が温まりましたし、気軽になんでも相談できる相手がいることが心強いです。自分も今後はロールモデルの先輩方のように、自分より若かったり困っている子を気にかけられるような人になりたいです。

他にも8期のSさんがお母さんと一緒にエジンバラに来た時はベトナム料理をご馳走になったり、学校のキャリアデーで仲良くなった獣医さんのお家に次の休暇中滞在する招待をいただいたりと、出会うご縁の一つ一つに支えられながら過ごしています。

これほどの思いやりを肌で感じる機会をいただいていることをとても光栄に思います。周りで応援してくださる方々、そしていつもながらTazaki財団の皆様に深く感謝申し上げます。