お知らせ

Hさん(女生徒) 私立桜蔭高等学校


Year 13最後の学期は、A level試験を中心とした生活でした。本番の数学の試験では、大問を丸々一つ解き忘れるといううっかりミスをしてしまい、結果発表の日にはヒヤリとしたものの、無事に入学条件であったA*を全教科で取得することができ、第一志望だったケンブリッジ大学への進学が決まりました。まだ実感が湧いていない部分もありますが、秋から始まる大学での学びをとても楽しみにしています。

この2年間で実際に体験したイギリスの学校生活や文化は、日本にいた頃に想像していたものとは大きく異なっていました。特に印象に残っているのは、自ら読書やSuper-curricular activitiesを通して興味のある分野を掘り下げていく姿勢が重視されていたことです。そのような環境に刺激を受け、興味を持ったデータ分析のオンラインコースを受講したり、専門分野に限らず読書の幅を広げたりする中で、自分から貪欲に知識を吸収し、学びを深めていく姿勢が身についたことは、留学を通して得た大きな成長の一つだと思います。

また、勉強面だけでなく、人との出会いを通して自分自身について考える機会も多くありました。Tazaki財団の奨学生の方々をはじめ、イギリスで出会ったさまざまな人々と交流する中で、自分の未熟さや視野の狭さを実感したことが、考え方や価値観を見つめ直すきっかけになりました。一方で、留学前から大切にしてきた、日本人としてのアイデンティティと、科学を通して社会に貢献できる存在になりたいという思いは今も変わりません。これからは、国や文化の違いを越えて社会に貢献できる人間になるために何が必要なのか、そして自分が大学で得た知識や経験をどのように社会に生かしていけるのかを、常に考えながら学んでいきたいと思います。

最後になりましたが、2年間の留学生活をさまざまな面から支えてくださったTazaki財団の皆様に、心より感謝申し上げます。留学という貴重な機会をいただけたこと、そしてその間温かく見守り、支えていただいたことへの感謝を忘れず、これから始まる大学生活においても一層努力してまいります。