<2年間のCHでのイギリス生活を振り返り>
2年間というのは長いように思えて一瞬にして過ぎ去っていき、CHを卒業し日本に帰ってきてしまいました。CHでの2年間は、今までの人生の中で最も充実した時間でした。学校ではとても濃い友好関係を築く事ができ、本気で勉強にも遊びにも取り組む事ができました。今回はパブリックスクールでの2年間の自分を振り返るレポートにしたいと思います。
渡英前のレポートを読み直すと、これから起こりうる全ての可能性に興奮していた自分が読み取れました。渡英前の抱負は、“何事にも臆せずに挑戦する、やると決めたことには全力で取り組む“でした。正直なところ、この目標の達成率は80%ほどです。もちろん学校ではたくさんのアクティビティに参加し、色々なチャンスに手を挙げました。しかし、まだまだ自分はHesitation、食わず嫌いが多いです。そのことに気がつかされた一つの出来事は、2年目にYear13(CHではGreciansと呼びます)だけの寮に入寮し、“こんな面白い人、楽しい人がいたのか“と思わされる出会いがたくさんあったことです。1年目の寮ではイギリスでの親友に出会う事ができました。当然だと思いますが、学校が始まる前に友達ができるかなという心配が少しありました。実際に学校が始まるとすぐ友達を作る事ができましたが、そこで友達を作る努力をやめてしまったと思います。今いる友達に不満があるわけではないのですが、現状に満足してしまい、起きたかもしれない出会いを無駄にしてしまったことに悔いが残ります。(友達は数ではないですが)
少し悔いも残りますが、CHでの生活は最高でした。寮生活は毎日がお泊まり会です。朝ごはんから夜寝る前まで全てを共同でするわけですから、すぐに仲良くなる事ができるし、お互いのことをとても深く知る事ができると思います。CHは緑の美しい学校で特に僕は学校の周りを散歩するのがお気に入りでした。
<大学受験について>
Imperial, Oxford, UCL, Edinburgh, Durham の五つの大学に、物理学専攻で受験しました。Oxfordには落ちてしまいましたが、Imperialに行くことにワクワクしています。ただ大学受験では自分のリサーチ不足が現れてしまいました。Offerが出揃った後からGap Yearを取りたいということを思い立ち、ImperialにDeferして欲しいと頼むことになりました。Deferというのは自分が持っていた2025年スタートの枠を2026年スタートに遅らせてもらうプロセスです。それによってImperialに再受験する必要なく1年間のGap Yearを取らせてもらえる予定でした。Offer Holders Dayにて大学側に相談したところ、Deferは通常問題なく可能と言われたのでその言葉を信用しDeferをリクエスト、財団からのご理解も得てGap Yearを取得する気満々でした。しかし、Result Dayの後大学側から、Deferすることは不可能だと言われてしまい、Gap Yearのプランは全て崩れました(Deferを期待するのはお勧めしません)。
<これからの抱負>
これからのイギリス生活でも2年前のワクワクを忘れず、“臆せず挑戦、全力でやり抜く”ことを目標にしていきます。大学に落っこちているチャンスを無駄にすることなく掴んでいきたいです。また、ImperialはLondonの中心にある大学で今まで見ることのできなかったイギリス文化にも触れていきたいです。
最後に、田崎さんそして財団の皆様、これまでの2年間サポートありがとうございます。これからの4年間、そしてその先も全力を尽くしていきます。