まず初めに、サポートしてくださっている財団の皆様、家族、友達、ガーディアン、ホストファミリーの皆様に感謝申し上げます。皆さんのサポートあっての4ヶ月でした。ありがとうございます。
私の渡英してからの4ヶ月間は初めての経験で溢れるとてもエキサイティングな日々で、毎日があっという間に過ぎていきました。このレポートではこの4ヶ月を振り返って見たいと思います。
“何事にも臆せずに挑戦する”
これが出発前に掲げた留学のスローガンです。
しかし、留学して最初の数週間は、挑戦というよりも何かと慣れることに時間を使いました。例えば自分が期待していたよりも英語の喋れない自分自身に少し腹を立てることもありました。何より、おいしくもなく不味くもない学校のご飯を受け入れるのには一苦労必要でした。
しかし、生活面で慣れた後には、自分の期待する結果を100%出せてはいないものの、新しいことに挑戦することができました。
学業面では、「ハードル」という入学後三週間ほどにある大きなテストを無事クリアすることができました。私は、数学、高等数学、物理、経済の4科目を選択しています。このテストは今までの理解の深さと、その教科への適性を図るものでした。
確かに日本とのカリキュラム、指導の仕方の差を感じることもありますが、今のところなんとかなっています。来季からは、オックスブリッジの入試に向けて、自分の行きたい学部の周りの知識をつけたり、少し難しい問題を解いてみたりというところをもっと重点的に行っていきたいです。
学業以外では、ラグビー、バトミントン、クロスカントリーという自分にとって新しいスポーツ、ギターとシンギング、それからGreen Power Car, Economic discussion group, DofEなどのアクティビティに参加しました。Green Power Carというのはみんなで電気自動車を作りレースをするというアクティビティで、economic discussionは哲学、政治の話も交え、経済の最新の動向、昔のビックイベントを話し合う部活です。DofEというのは、ボランティア活動、運動、新しいスキルの習得、探検を通じて、自分から積極的に学び、コミュニケーション、リーダーシップをとるということを学びます。課外活動以外にも、色々な人に自分から臆せずに話しかけることもできました。さらに学校外では、ホストファミリーの家のあるブライトンの海に真冬に飛び込んだりしてみました。
しかし、全く新しい環境、新しい人間関係の中で、自分が期待するより上手くできないことがたくさんありました。例えば、経済の知識には少し自信があったのですが、それはどうしても日本やアジアという自分の周りの狭い範囲しかカバーしておらず、いざこちらで経済の議論をするとどうしても焦点がUKやEUに向いてしまい、話についていけないことがたくさんありました。また、実際に日本のことを聞かれると、端的に答えることができないもどかしい瞬間がたくさんありました。
来季は新しくDebateとScience Journal というアクティビティに参加します。Debateは渡英前からやりたかったという理由で、Science Journalは大学受験、特にオックスブリッジの面接対策としても必要性を感じたので、それぞれGreen Power Car、Economic Discussion Groupの代わりに取ることにしました。
お恥ずかしい話ですが、2023年の終わりに近づくにつれてイギリスにいることを普通に感じるようになり、ただ友達と遊んで過ごしていた時もありましたが、イギリスで学べているということのありがたみを忘れずに、これからはもう一段ギアを上げて大学入試に向けて準備をスタートしていきたいと思います。
最後にこの機会を私に託してくださりありがとうございます。これからも、最大限自分のために生かしていきます。