お知らせ

Kさん(女生徒)私立開智高等学校出身

CHでの一学年を終え、長いサマーホリデーに入りました。この一年を振り返ると本当に一年なのかと思うほど密度の濃い、しかし一日一日が忙しいからこそとてもあっという間に月日が過ぎていったように感じます。

9月からCHに来る8期生の方々と連絡を取っていると昨年大きな期待を胸に出発の準備をしていた自分を思い出します。一年前思い描いていた自分に成長できているか、自信を持って断言することはまだできませんが、こうして一年を振り返ると気づかないところで少しずつ私の世界は広がっていたのだなと感じます。日本にいた頃は触れることのなった価値観や多様性あふれる友人との出会いを通じて、他者を理解し尊重する寛容性を身に着けるという私の目標に一歩近づいた気がします。「様々なバックグラウンドを持った多様性あふれる人々」というのは渡英前、私がイギリスで出会うことのできるだろう人々に対して抱いていた印象でしたが、今ではこの言葉が実際の友人たちの顔と深く結びつき、この環境の国際色の豊かさを改めて実感しています。

今学期についてですが、イースター明けの大きな試験から始まり、そこからは年度末として様々なイベントが続き忙しくもとても充実した学期でした。大学受験の準備も本格化しており、自分をもっと深く知ることに焦点を当てました。たくさん悩んで多くの大事な決断をした数か月だったと思います。前回のレポートでも自分を見つめ直す必要性について触れましたが、その過程で自分のキャパシティを把握し、将来本当にやりたいことと、それに適した大学やコースの選択について深く考えました。渡英してから約一年が経ち、少し変化した自分と向き合う時間は決して無駄ではなかったと思っています。

またアクティブに関しては来年度からスイミングキャプテンを務めさせてもらうことになりました。今学期は先輩方がA levelで忙しかったため、大会でのオーダー決めや校内で行われた水泳の寮対抗戦の運営などを任され、私自身校内のものは初めてだったのでどうしたらよいか少し戸惑いましたが、日本で副部長を務めた経験が役立ち、なんとかうまくやり遂げることができました。九月からはキャプテンとして、さらに責任感を持ち、チームとして成長できるよう努力していこうと思います。

最後になりますが、刺激的な毎日とこの素晴らしくユニークな環境で高校生活を送れることに、深い感謝の気持ちでいっぱいです。この貴重な経験を常に支えてくださる財団の方々に 心から感謝申し上げます。お世話になった6期生の先輩方のように私も来年、きっと笑顔で新たな道に進めるよう、今一度気を引き締めて精進して参ろうと思います。