長かったようであっという間だった2年間のKingswood生活を終え、今は日本で夏を過ごしていま
す。現在日本に帰国して約2か月が経とうとしており、今度は大学への準備に追われているところです。さて、Kingswoodでの2年間を簡単に振り返ってみようと思います。
私は、この2年間、勉強、運動、音楽の3つを軸に力を入れるように心掛けました。
勉強では、最初は英語で内容を理解するのに苦戦しましたが、段々と慣れ授業内で内容が理解
できる様になりました。特に2年目は、どの教科も難易度が上がりましたが点数では安定するよう
になり成長を実感できました。また、A-level以外にも数学、物理、化学のOlympiadにも参加する
ことができ、難易度の高い問題にチャレンジするとても良い経験が出来ました。自分が好きな理
系4科目に専念できた事は良かったと思います。
次に運動では、私はKingswood で2年間クロスカントリーをやりました。日本にいる時からランニ
ングが好きだったのですが、クロスカントリーは初めての経験でした。日本にいた頃はコンクリー
ト状の比較的平坦な道を走ることが多かったですが、イギリスで体験したクロスカントリーでは舗
装されていない起伏のある道を走りました。雨が降っている時や雨が止んだ直後に走ることもあ
り、とても滑りやすく大変でした。イギリスでは高頻度で雨が降るため、ほとんど毎週のように靴
が泥だらけになりました。冬の寒い時期に外で靴を手洗いするのは辛かったですが、今となって
は懐かしい記憶です。Kingswood ではジムやスイミングプールなどの設備も充実しており、クロ
スカントリー以外にもたくさん運動ができました。
音楽では、私は歌に力を入れました。高校で合唱部に所属していたのでKingswood でも歌を続
けようと思い、週1回歌の個人レッスンとアクティビティでは聖歌隊に入りました。聖歌隊では、イ
ベントがあるごとに出番がありとてもやりがいがありました。個人の方では、地域の方向けの教
会でのコンサートに参加し、ソロで歌を披露しました。個人的に、パフォーマンス本番よりも本番
へ向けて練習していく過程がとても楽しく、かけがえのない大切な時間だったと感じています。
ここで、私の進学について書こうと思います。12月の段階でオファーをもらっていたImperial
College LondonをFirm choiceとしていましたが、A-levelの試験結果でオファーを満たすことが出
来なかったため、Insurance choiceであったブリストル大学に進学することになりました。結果とし
ては残念でしたが、やれるだけやった結果なので特に結果に関してとやかく言うつもりはないで
す。この結果をしっかり受け止め、次へ向けて切り替えて行こうと思います。
最後になりますが、私に英国留学という貴重な機会をくださったTazaki財団様に心より感謝申し
上げます。この2年間、様々な形でサポートしてくださったことで無事にKingswoodを卒業でき、大
学進学を決めることが出来ました。自分の夢に向かって、大学でも精一杯頑張ります。引き続き
ご支援のほどよろしくお願いいたします。