留学2年目の生活も軌道に乗り、無事クリスマスと新年を迎えることができました。Year13が始まるとともにあっという間に進んでいった受験もひと段落付き、吉報を待つ日々が続いています。
夏休みが終わるとすぐ、UCASの申請の準備が始まりました。個人情報を正確に入力するのは想像以上に大変で、友人や先生の協力のもと進めていきました。最も大変だったのはパーソナルステイトメント(以下PS)を書き上げることで、これに関しては夏休みの段階から着々と準備を進めていました。内容は、自分の興味やそれに対応する能力、また、それらを裏付ける活動や実績といったものです。英語のハンデも相まって、先生やホストファミリー、ガーディアンなど周りの大人の助けが必要不可欠でした。そして、申請を済ませた後の流れは大学によって様々で、中には大学独自の書類を別に用意したり、Aレベルとは別に試験やインタビューを実施したりする場合もありました。私は現在クリスマス休暇を迎えており、こうした受験のプロセスを一通り完了し、オファーを待っている段階です。
受験の山場を越えて、自分の予想や常識とは異なる事態が多かった印象を抱えています。特に苦戦したのは、受験に向けた気持ちや緊張感を自分で作り、それを維持し続けることでした。PSを見据えて、早い段階から本を読んだり、校外活動に取り組んだりする必要があったため「明日から受験生」といったわかりやすい節目がありませんでした。特に、Year13になってからも前述のとおり書類関連の提出に追われたため、ただ勉強に集中すればよいというわけでもありませんでした。また、学校全体の雰囲気としても、学年が変わって先生からの後押しが顕著になったというよりは、各生徒が必要に応じてサポートを求めるような状況でした。生徒同士でも、受ける大学や学部が違えば対策も大きく異なるので、団結して大きな壁に立ち向かうようなムードではありませんでした。こうした要因から、自分が大学受験という人生の岐路に立っている実感が湧きにくかったように思います
すべてが予想通りに行ったわけではありませんが、総合すれば、自分が今の環境でできる最大限の努力ができたと思います。また、他の留学生や現地の生徒と比較しても、財団からサポートして頂いている現状がどれほどありがたいことなのかを再確認することもできました。イギリスの高校生活も残すところ半年となりましたが、悔いの残らぬよう励んでいきたいです。