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Mさん(女生徒)都立桜修館中等教育学校出身

期待と希望に胸を膨らませ渡英したあの日から早くも1年が経過し、いよいよ9月からパブリックスクール の最終学年になります。この一年間本当に1日1日が新しくて楽しく、充実した日々を送ることができたことを嬉しく思います。このレポートでは、春学期のまとめと来年への抱負を記載します。

<春学期のまとめ>
Lower sixth の最後の学期、春学期はPredictionのテスト勉強に力を入れ、その傍らで友達とお出かけしたり、コンサートでピアノ演奏をしたりしました。エジンバラの春はとても爽やかで、桜などの花が美しく、外に出るのがとても気持ち良かったです。
勉強面では大きな出来事が2つありました。1つ目は、Further mathを追加したことです。高いレベルの大学を目指す上で、Further mathを選択し結果を残すことは、自分を比較優位とする上で有利となります。他の生徒より半年遅れて、Further mathの勉強を開始しましたが、先生やチューターの助けを受けながら、納得のいく成績を修めることができました。また、Further mathの授業を通して新しい友達ができ、刺激されたと同時にモチベーションを高くすることができました。2つ目は、Prediction のテストがあったことです。Predictionは、来年行われる大学入試で、どの程度の結果を残せるか大学側に事前に示すものです。ハーフタームは毎日必死に勉強しました。地理は、事例を細かいところまでまとめて覚え(ここでは、日本式の勉強へのアプローチが活かされました)、過去問演習を行うことで、傾向と対策を掴むことが出来ました。経済は、毎日友達とteamsで過去問を解いたり、クイズ形式で問題を出し合ったりするなど、楽しむ要素を加えながら勉強に取り組んだことで、どちらも良い成績を取ることができました。11月の時点では、語学力と知識不足からエッセイ科目に問題があると指摘を受けていました。それに対して、満点を取れるまで何度も同じ問題を解き、Academic priorityという先生に質問できる時間を有効に活用しました。そういった日々の努力と取組みが満足のいく試験結果に繋がったと思います。
生活面では、Lower sixth exam終了後、先生に推薦され街の教会を会場としたコンサートで、先学期にあった学校の音楽コンクールで優勝した曲を弾きました。また、学校で2週間に1回行われるコーヒーコンサートでヴァイオリン とのデュエットをするなど、音楽を通して自分の居場所を見つけることができたことが最大の収穫です。渡英後、充実した日々を送ることができた理由は、音楽や学習を通して私自身の個性や人間性を発信することが出来た事にあると思います。

<来年度の抱負>
夏休みが始まると、ロンドンに1泊し、志望校の見学をしました。そして次の日からケンブリッジのサマースクールに参加して経済を学びました。その中で、これからの社会に必要な事は、経済と社会政策との両輪であることに気づき、大学でより深く勉強したいと考えるようになりました。渡英後、あまりまとまっていなかった進路が春学期での学習とサマースクールを経て明確になったため、9月からは迷うことなく目標に向かって進んでいきます。Upper6thはPublic school 生活の中でも最も大切な1年です。勉強に力を入れ、志望校に合格できるよう悔いを残さず頑張ります。最後になりますが、いつもサポートしてくださっている財団の方々、家族や友達に感謝の気持ちで一杯です。イギリス留学を、将来必ず社会に還元する志を忘れることなく頑張ります。