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Mさん(女生徒)都立桜修館中等教育学校出身

留学して早くも8か月が経ちました。もうあと少しで一年目も終わるのだなと思うと時間の流れの速さを痛感しています。Edinburghの春はとても綺麗で、気持ちの良い気候と桜を満喫しています。2学期、spring term を一文字で表すと、“躍”です。音楽や勉強、友達など多くのことで自分の良さを活かせたタームになりました。このレポートでは、学校生活、勉強に分けて記載していきます。

<学校生活>
今学期、学校生活で一番の出来事となったのはpiano and instrumental competition に参加し、ピアノで優勝したということです。このコンクールで優勝するというのは、Fettes に来ると決まってからずっと目標としていたものだったので、努力が認められたこと、自分の強みである音楽を仲の良い人にも聞いてもらえて、評価してもらえたことが本当に嬉しかったです。それと同時に、大好きなピアノを好きな時好きなだけ弾けるという環境に自分がいることに感謝の気持ちを常に持ちながら過ごしています。音楽を通して仲良くなった友達と連弾をしたりセッションをしたりしてとても楽しいです。
また、Fettesはスコットランドの行事のケイリーやバーンズナイトがあり、この地域ならではの伝統文化を感じることができました。スポーツはマラソンをやっており、週に3回10km 走っています。日本にいたときからすると考えられない量を走っていますが、先日の学校行事10km マラソンでは50分で完走でき、体力が信じられないほど向上したことを実感しました
ハーフタームは友達とCambridgeに行き、先輩方とお会いしたり大学を見学したりして、とても良い刺激を受けました。このように、やりたいと思っていたことを思う存分成し遂げることができた、充実した学校生活を送ることができました。

<勉強面>
勉強面でまず思うことは、イギリスと日本では勉強へのアプローチの仕方が全く違う、ということです。私はEssay 科目を2つとっており、初めの方はEvaluationが欠けている、知識だけしかかけていない、ということを先生に言われていました。そこで自分なりに過去問を解いてみたり、フレームワークを見てみたりしました。そこで気が付いたことは、知識はもちろんのこと、それを応用し、説明し、Evaluate、つまりそれがどれだけ正しいかを反論とともに分析する必要があるということです。このスキルは、将来においても本当に大切だと思います。日本の教育が完全に劣っているとは言いませんし、数学などは日本の方がはるかに進んでいると思います。しかし、このようなEssay科目に対しての勉強法は、深い考え方ができるようになるきっかけ、考える力がつくと思うのですごく大切だと思います。外国人の方が意見などを持っていると言われていることや、高い投票率があるのもこう言ったことが理由の一つにあるのではないかと思います。
また、構成や書くべき要素をしっかりつかむことも大切なことだと思いました。このように自分なりにEssay対策をした結果、前よりも点数が取れるようになりとても嬉しいです。授業中発言できるようになったり、面白いと思えることがふえたりしたのも1学期よりレベルアップできたことだと思います。
今のイースターホリデーも、まずは理解をして、過去問などで実践してみるという形で勉強しています。来学期の大きな試験でも満足のいく点数を取れるよう、頑張ります。

このように、勉強面、学校面においてもとても楽しく充実した2学期となりました。
“Sabbath”という言葉があります。Sabbathは時間の使い方のことで、For other people, rest and youと分かれています。そして、”People who keep a concept of Sabbath live 7 days differently”という言葉を教会に行ったとき聞きました。私も今学期、友達、自分、休む時間と毎日を違うように生活した結果、充実した時間を過ごせたのではないかと思います。
最後になりますが、ここまでの多大なサポートをして下さっているTazaki財団の皆様と、家族、Fettesの友達や先生に感謝の気持ちで一杯です。この感謝を忘れずに、Lower 6th最後の学期も、さらに自分の強みを活かし楽しみながら頑張っていきます。