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Hさん(男生徒)国立筑波大学附属駒場高等学校出身

現在夏休みも終わりに近づき、最終学年の始まりに向けて準備を進めているところです。今回のレポートではイースター休み明けからのことを振り返ります。

今年の6月には、The Queen's Platinum Jubileeを祝う行事が行われました。行くところ先々でイギリス国旗が掲げられ、ホストファミリーの住む町では、夜にプールでディスコがあるなど様々なイベントがありました。ホストファミリーにはプールに連れていってもらって祝賀ムードを味わいました。 学校の夕食では、白とピンク(赤)と青(国旗の色)に着色されたお米が出され、驚愕したことを覚えています。

学校の食事に関していえば、毎週月曜日は肉を使った料理が出されないというMeat Free Mondayが導入されています。調べてみると、アメリカから始まり世界に広がっている取り組みだそうですが、月曜日に出される食事の質は高いわけではないので、僕の周りにいる友達たちはMeat Freeは好きではないといって、あまり好まれているわけではない感じがします。もちろん人それぞれですが。
こちらでは、ベジタリアンやヴィーガンの割合は日本にいたときよりも多いと感じます。正直ベジタリアンを名乗る学生に日本では出会ったことはありませんでした。学校では必ずベジタリアン用の食事が用意されていますし、ソーセージもMeatとMeat Freeの二種類があります。
ベジタリアンの人に理由を聞いてみると、豚が好きだから食べられない人や、学校が買っている肉の質が良くないからと食べない人、水を使いすぎていて環境に良くないから食べない人、等理由は様々でした。

学期の最後には、寮のみんなでブライトンに行き、修学旅行気分を味わいました。ハウスペアレントが、来年度から別の学校に異動するということで、みんなでハウスペアレントの生まれ故郷、ジャマイカの料理を食べに行きました。この一年、よく面倒をみてくれたハウスペアレントがいなくなるのは寂しくなります。

夏休みには、物理のsummer schoolに参加しました。イギリス全土から50人が集められるSummer Schoolで生徒のレベルも高く、有名なパブリックスクールから来た生徒もいて、とても刺激的な環境でした。大学一年生レベルのQuantum Mechanicsについてのレクチャーを受け、大学でどのようなことをやるのかを知る良い機会にもなりました。その他にも、自分の知見を深める様々な機会があり、とても貴重な経験ができ勉強の面でも充実した夏休みとなりました。

世界を見渡すと大変な状況な国がある中で、このように平和な日々と勉強やアクティビティに打ち込める環境があり、また夏休みには充実した時間を過ごせるのも、tazaki財団の皆様や周りの方達の多大なサポートのお陰であり心より感謝しています。

9月から新学年が始まりますが勉学にも引き続き力を入れていく所存です。