現在、イギリスで初めてのイースター休暇を迎え、ホストファミリー宅でも、Hot Cross Buns (十字架の入ったパン)や卵型のチョコレートなど、日本ではあまり流行っていないイースターを身近に体験しています。今回のレポートでは、Crist's Hospital School(以下CH)の主にActivityや行事などについてお伝えします。
まずActivityでは、Footballを選択して力を入れてきました。週三回Activeがあるのですが、主に土曜日には他の学校との対外試合があります。HomeとAwayがあり、Awayでは皆で大型バスに乗り込み、対戦相手の学校で試合を行います。学校によっては、学校の敷地がとても広大で、建物や敷地の豪華さやサッカーコートの数に驚かされました。僕がCHに初めて訪れた時も、学校、グランド、ラグビー、テニスコート、寮16棟、Dining Hall、スポーツジム、メディカルセンター等が集まり圧倒されましたが、それ以上に建物等にゴージャス感が溢れている学校もありました。
またCHの制服は世界最古の制服と言われ、ブラウスとズボン、スカート等の上からコートのようなものを羽織ります。CHにいるとCHの制服がイギリスで一般的なのかと錯覚してしまいますが、他の学校の制服は日本と変わらないようなスーツの学校が多かったです。
そして土曜日に試合をした後には、その学校のDining Hallで食事が振舞われます。このFootballによって、自分の学年だけでなく先輩や後輩の知り合いを多く増やすことができました。同じチームにはYear 12,13がいますが、周りの身長がとても高かったので、僕はストライカーとして試合に出ていましたが、結果的に7試合で7得点あげ、Termの最後に各チームから一人ずつ選ばれるPlayer of the Seasonとして表彰されました。日本では幼少期からサッカーを始め中高では部活で活動していた程度でしたが、イギリスでも通用するのはなかなか大きな発見でした。
学校の行事としては、House Singingが寮対抗でTermの最後に行われました。僕の寮は週2?3回、1ヶ月半前から練習を始めましたが、日本で歌うような合唱とは全く違うものでした。指揮者が二人いるのも珍しいことではなかったり、歌うのにずっと立っていても面白くないからと言って、歌いながら軽い振りつけが入ったり、歌詞の歌い方もアレンジしていくものでした。結果的に僕の所属する寮が優勝し、周りの皆の喜びは収まりきらず、寮に帰った後も夜遅くまでKFCを食べながら色々な歌を歌うという寮生活ならではの出来事を経験できました。
またこの学期で最も生徒の成績の平均が高い寮に選ばれ賞が贈られるなど(そんな賞があることも知りませんでしたが)寮母がとても喜んでいました。他にもマラソン大会など寮対抗の表彰は多かったように感じます。寮によって、あの寮はスポーツが強いとか、あっちの寮は頭が良い人が多い、など寮の性格はあるにはあると話す友達もいました。
授業の面では、物理の授業で日本でなかなかみない実験装置、Rubens' tube(炎でみる定常波)などを間近にみることができました。
月曜?土曜まで授業があり、それに加えてActivityや行事等であっと言う間に1週間が過ぎていきますが来学期も頑張っていきたいと思います。
Tazaki財団の皆様、日本から関わって頂いている皆様、いつも本当にありがとうございます。多くの方々への深い感謝を胸に今後も過ごしていきたいです。