お知らせ

Eさん(女生徒)国立東京学芸大学附属高等学校出身

 この一年はあっという間に過ぎ去っていったのでLower sixth formが終わったというのは俄かに信じがたいです。6月には大学受験の講演会も増え、実際にUCAS Accountを作るなど本格化してきました。

 Marching Bandでは1年の集大成であるBeating Retreatと呼ばれるコンサートのようなものに出演しました。これはCHのQuadでバンドが演奏しながらフォーメーションを変えつつマーチングをするというものです。Snare drumはSplitと呼ばれるドラムだけでの演奏をしました。Head Drummerが作ってくれた流れにDrummer全員での相談を加えながら作った演奏はとても良いものになり、Beating Retreat自体も思い出に残るものとなりました。CHでは4年に一度Band Tourが行われており、今年は開催年だったため運良く参加させていただくことができました。行き先はベルギーで4泊5日のうち3回異なる場所で演奏会を行いました。演奏内容は今まで演奏してきた曲やBeating Retreatでのパフォーマンスとほとんど同じでしたが、違う場所で全く関係ない人に向かっての演奏する経験は、今までのLord Mayors ShowやBrightonでのマーチングへの参加などとはまた違った感覚のもので、とてもいい経験となりました。演奏以外ではAntwerp, Bruges, Ypres, Gentなどベルギーの各地をバンドでできた友人と観光することができました。来年度はバンドのAssistant Band CaptainとSecond Head Drummerを任されたので、CH2年目ではありますが最高学年としてバンドを引っ張って行きたいと思っています。

 勉強面では4月のテストで1月から大きく成長することができました。実際に学力が伸びたというよりは、テストの勝手がわかってきたという印象です。A-levelの問題は出てくる問題の形式が限られているので、ネット上のA-level本番の過去問を範囲になってる分だけ解いたり、経済では特に時間に焦点をあてて練習をしました。25点問題は掴みきれていないのでこの夏季休暇で練習して先生に採点していただけたら、と思っています。9月の模試で大学に提出する予想成績が決まるので、気を引き締めていきたいと思います。

 夏休みは二つのサマースクールに参加させていただきました。一つ目のサマースクールはあまり勉強に特化したものではなく、様々な国から来た同年代の子たちとの交流がメインでした。学校では渡英当初から知っている人ばかりと話しているため、最初の話せなかったころの雰囲気を引きずってしまっている部分がありましたが、今回会った人たちは全員初対面だったのと英語が第一言語ではない人が多かったことで自分の今の英語力で話すことができました。二週間の間に映画を見に行ったり、ご飯を食べに行ったりと充実した時間になりました。場所がCambridgeで実際のCollegeに泊まり、自由時間に1人で街を散策したりと大学受験に向けて気持ちを高めることもできました。
二つ目のサマースクールは6期の語学研修生と同様にTOPSに参加させていだだきました。私は数学・Contract・コンピューターサイエンスを選択したのですが、実はcontractと数学は前年のオンラインTOPSでの選択と同じでした。前回はcontractがほとんどわからなかったのでもう一度挑戦しようと思ったのです。実際に受けてみると授業中に質問を挟めるほど主に英語面で成長していることに気づきました。数学でも英語で1年間授業を受けてきたために理解度が大きく違いましたし、休憩時間には講師の方と数学のことについて話すこともできました。講師の方がOxfordやCambridgeで博士課程をされている方だったので、application processについても相談させてもらうことができました。数学の先生とは興味のある分野が近かったため、おすすめの本を紹介してくださりました。OxfordのPhDの方ですのでどんな難解な本かとドキドキしましたが、実際に読んでみるとレベルは高いのですが読みやすく、とても参考になりました。

 様々な方と話すことでCourseやCollegeもなんとか選ぶことができました。9月から受験が本格化していくので、自分の今までの成長が財団はもちろんのこと多くの方々のご支援・ご協力に支えられていることに改めて感謝し、しっかり先を見据えて目標の実現に向けて努力していきたいです。