イギリスに来てから4ヵ月が経ちました。
この4ヵ月はやはり英語についてずっと考えていたので、今回は英語について書こうと思います。
イギリスに来る前は、英語というものを大学受験で使う科目のうちの1つ、そしてどこか遠くの国で使われている言語という認識で、イギリスに行けば割とすぐ英語にも慣れるだろうとも思っていました。実際に来てみると、みんな喋るのが速すぎたり、周りで何が起こっているのか、そして何について話されているのかが全く分からず、ほかの人が言っていることが理解できなかったり、自分の言いたいことが言えないことがどんなにつらいかが身にしみました。ある友達が、英語は学ぼうとしない限り身につかないよと言っていましたが、本当にその通りだと思います。
英語は聞き取るのも書くのも単語を覚えるのも、発音するのも英語で考えるのも、あらゆることが大変ですが、この苦痛を味わったお陰で、日本語がどれだけ楽かを実感しました。というのも、日本にいた頃は日本語ですら記述問題や長文を読んだりすること、そして生物や社会科系の科目でたくさん言葉を暗記するのが嫌いでした。しかし英語で苦しんでいる今だと、上に挙げたことも日本語だから全然ましだと思えます。また、普段からこの日本語は英語で何というのか、この英語は日本語で何というのかを考えるうちに、英語だけでなく、普段無意識に使っている日本語にも意識が向くようになりました。例えば、この日本語は本当に正しいのか、この言葉はどういうニュアンスを持っているかについて考え直すきっかけになっています。
これからも、1つ1つの単語に込められた「気持ち」、「感情」に気を付けながら英語を学んでいこうと思います。
援して下さっている田崎会長、Tazaki財団の皆様、そして家族への感謝を忘れずに2021年も頑張っていきます。