今回イギリスへの高校過程の留学に際して私が目標とするものは三つです。
まず自然科学の発展に大きく貢献し続けているイギリスという国の教育を通して科学というものの本質、現代医療がどうあるべきかという問いに対して文化交流を経て自分なりの答えを見つけられたらと思っています。科学の進歩に伴う生命倫理の議論をより発展させていけるように努力します。
そして二つ目は自らの教養の質を高めることです。より専門的に特化したプログラムを受けられることを生かして主に生物分野での見聞、知識を深め学術的視点からの論理思考を鍛えていきたいです。またそれだけでなく科学に携わるという将来的な目標のために科学にこだわらず多岐にわたる教養をイギリスという歴史深く、世界をリードしてきた国で得ていくこともも大切にしていきたいです。そして何より英語で物事を伝えられるようになるということです。この先世界で活動をするには英語での論文を書いたり、また英語を手段としてコミュニケーションをとることが必須になります。その時に必要な力を高校生のうちから手に入れられるという機会を自分のものにしていきたいです。
最後にイギリスという自然と人工物が融合し調和を保っている文化から実践的な生物の経験を身に着けていきたいです。日本と全く違う環境で進化を遂げてきた生物たちを実際に観察し日本では見られないような自然と人の共存を経験することで自らが追い求める科学というものの方とを見定めていきたいです。進化学の基礎をつくったチャールズ・ダーウィンもイギリスが母国であるので彼の著書をその地で読んでみたいとも思っています。自然に囲まれた環境なので多くのものを観察し日本で得た知識、経験との比較を通して生命というものが持つ輝きやすばらしさをかみしめていきたいです。