お知らせ

Iさん(女生徒)都立日比谷高等学校出身

9月
まだ夏休み気分が残っていた私たちをせっつくように、学校から大学入試関係の書類、主にPersonal Statementを仕上げるように言われました。こちらの大学入試のプラットフォームをUCASと呼びますが、そのUCAS関係の書類は学校で3段階ほどにわたって確認に確認を重ねてから送られます。したがって、10月半ばまでに出願しないといけない人(主にオックスブリッジ、医学部、獣医学部など)全員がこの全段階を学校が始まってから1ヶ月半ほどで通過する必要がありました。

10月
3人の先生の確認と校長先生との面接を経てから、10月の頭に実際に出願しました。本来は5つの大学まで出願できるのですが、私はまだ5つ全て決まっていなかったので、第3志望まで出願し、残りは最終締め切りの1月まで一旦見送ることにしました。また、10月は翌月のアドミッションテストの準備に焦点を当てて、勉強をしていました。

11月
ハーフターム休暇が終わってすぐにアドミッションテスト本番でした。過去問演習ではある程度納得のいく点数を取れていましたが、本番は手応えがあまりにもなかったので、正直絶望しましたが、今年の問題が難化していたことを信じて、面接に呼ばれるか否かのメールを気長に待ちました。学校でオックスブリッジに出願した人が、どんどん面接についてアップデートをもらっている中、私の学部はかなり遅い方だったため、30日にようやく、面接に呼んでいただけるという旨のメールをもらいました。アドミッションテストのあと、面接をあきらめかけていた自分もいたので、かなり嬉しかったのを覚えています。

12月
面接まで残ったことを聞いてから、実際にその日時を発表されたのが、1つ目の面接の2日前でした。おおよそいつごろになるかはわかっていたので、そこまで驚きはしませんでしたが、2週間前頃から日時と時間を知らされていた友人もいたので、イギリスでの受験は周りと比較せずにとことん自分がやらなければならないことを追求する必要があることを実感しました。私が出願した学部は自分が希望したカレッジで2回、その他のカレッジで1回面接の機会をいただけるとのことでした。最初の2回を同日に、ラスト1回をそのちょうど一週間後に迎え、無事全て終了しました。「面接は比較の対象がないため、うまくいったのか、うまくいかなかったのかわからない」と、周りが皆、口を揃えて言っていましたが、私も全く同じように感じました。

今年のクリスマス休暇は、学校の友人のお家に泊まらせてもらっています。スコットランドの西に位置するIsle of Collという島で、エディンバラでは経験できないようなスコットランドの伝統的なクリスマスとニューイヤーを経験しました。

数年前の自分は、イギリスで自分が大学受験をしているなんて、微塵も考えていませんでした。COVID-19のパンデミックもそうですが、人生何があるか本当にわからないものだと常々考えさせられます。だからこそ、何があっても感謝を忘れず、残された高校生活もあと半年であることを噛み締めながら、今を懸命に生きようと思います。Tazaki財団の皆様をはじめ、留学生活をサポートしてくださっている全ての方々に御礼申し上げます。