お知らせ

Aさん(女生徒)国立学芸大学附属高等学校出身

あっという間にイギリスでの新しい生活が始まってから4ヶ月が経ちました。
毎日が新しい事ばかりで、慣れるまで大変な日々が続きました。その中でも、自分なりの生活、勉強のペースを少しずつ確立できた数ヶ月だったと感じています。

勉学の面では、初めの頃はネイティブの英語のスピードについていけず、英語での専門用語の知識量の差につまずきました。しかし、今では長期休みを活かした予習や毎日の復習などを通して、少しずつ授業の中で自信を持って発言、参加することができています。私は、Biology, Physics, Chemistry そしてPure Mathを学んでいます。3科目のSciencesをより専門的に学ぶ中で、同じ物でもそれぞれの科目で異なる観点があったり、異なる科目の知識が繋がったりと毎回の授業での発見に驚かされています。Sciencesでは、毎週のように実験、レポートそしてプレゼンテーションと準備や課題が多く忙しい日々が続きました。
けれど、私は一つの事をじっくりと調べまとめて行くことが楽しく感じ、とても充実しています。また、授業内でのプレゼンテーションを繰り返していくうちに、英語でスピーチすることへの自信や分かりやすくまた聞き手の興味をそそる話し方、論理的構造などを意識し向上することができていると感じています。今だ、授業での英語での発言や質疑につまずくことが多く、言いたいことが伝わらず悔しく感じる時があります。このChristmas休暇を活かし、英語力をより伸ばして次のtermに望んでいこうと思います。

課外活動では、コロナの影響でかなり制限されました。留学以前から興味を持っていたイギリスの野鳥保護団体RSPB(Royal Society for the Protection of Birds)、自然保護団体(National Trust)のボランティアを志願しましたが、コロナが収まるまで活動には参加できないことになりました。ショックが大きかったですが、実際のボランティア活動で最大限に力をはっきできるよう、時間がある今だからこそできる関心があることへの知識や情報集めに専念していこうと思います。
一方で、学校のTutorの紹介のもとEco-RangerというChrist's Hospitalの環境保護推進や自然への理解を広げる事を目的とした団体に入りました。週に1回のビデオ会議の中で、ベジタリアンの食事の推進、食品廃棄物やリサイクリングの課題、エコなクリスマスのアイデアなどを話し会いました。沢山の先生方も共に参加して下さり、アイデアを実現しやすくとてもやりがいを感じています。 生活面では、自分のペースで充実した毎日を過ごす事が出来ています。Christ's Hospitalの運動施設や広大な芝生のフィールドでのエクササイズ、インターナショナルな食堂での食事。生徒一人一人が自由に生活しています。また、様々な国のバックグラウンドを持つ生徒達が共に過ごす中で、それぞれが自国の習慣を大切にし、周りの生徒もその違いを当たり前のように受け止めていると感じています。その中で私も日本人として誇りをもって生活出来ています。
休暇中は、ホストファミリーの下で過ごし、イギリスの文化や寮生活では実感できないイギリスの日常を体験することができています。また、幸運なことに、私のホストファミリーは自馬を持っています。時々馬に乗ったり、厩舎の掃除や仕事をしたりと今まで日本で馬のボランティア活動を通して培った経験を活かすことができとてもうれしく感じています。 この4ヶ月間を無事にそして充実して過ごせたのも、沢山のサポートのおかげです。財団の皆様、家族、学校の先生方に感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます。まだまだ英語の壁を感じる事がありますが、勉学そして新しい活動の中で精一杯力が発揮できるように取り組んでいきます。