合格通知を頂いてから、時の流れが随分と速くなったように感じます。日本での高校生活に別れを告げ、あっという間に出発となってしまいました。
私は小学生の頃に区の海外派遣に参加してから、世界で活躍する人間になりたいと考え、そのためには大学を卒業したら留学をと思っていました。しかし、このTazaki財団の素晴らしい理念や、田崎さんの若い人にグローバルリーダーになってほしいという熱い想いを知り、もっと早い段階で海外で学ぶことに大きな意義を見出すようになり、応募に至りました。
私の留学生活での1番の目的は、苦労することを楽しむことです。これまで日本という国で日本人に囲まれながら生きてきた私が、いきなり遠く離れ文化も異なるイギリスで学ぶのですから、大変な思いをしないはずがありません。しかしそれは同時に自分を大きく成長させるチャンスでもあると信じています。
将来は国連で働きたいと思っていますが、その前に様々な機関や企業でキャリアを積み、世界を肌で学ぶことが必要だと考えています。国連で働きたいと思ったのは、世界中の人々に関わる仕事ができると思ったからです。自分のしたことが自分の所属する団体だけではなく、より大きなスケールで世界に還元されていくことは、大きなやりがいに繋がるはずです。それに向け、この5年間で専門性や協調性を身につけ、日本人として胸を張って世界で働けるような立派な人物になります。
最後に、このような貴重な経験を与えてくださる財団の方々には、本当に感謝の気持ちで一杯です。今の希望とやる気に満ち溢れた気持ちを忘れずに、5年後、成長して帰ってきます。