英国留学出発にあたって

この度、Tazaki財団第3期生として、英国留学をさせていただけることとなり、出発を目前に不安と期待の入り混じった複雑な心境の中にいます。生まれてから今までずっと同じような文化的背景、価値観を持った人たちに囲まれて生きてきて、突然、全く異なるバックグラウンドを抱えた人たちの中に入っていかなくてはならず、その中で自分がうまくやっていけるのか、英語で現地の生徒と渡り合っていけるのか、不安の種は枚挙に暇がありません。その一方で、これから始まる新しい学校生活は楽しみでなりません。少人数で行われるレベルの高い授業やその他のスポーツ、芸術活動、課外活動はどれも魅力的で、積極的に参加してみたいと思います。

この英国留学を通して、国際的な視野を身につけ、世界で活躍できる人材になりたいと思っていますが、それを実現するためには日本にいた時より、アクティブに貪欲にチャンスを自分のものにしなくてはいけないと考えています。あまり、自己主張も強い方ではないので、意識してやらないと自分の意見を伝えられないので、頑張りたいです。もちろん自分の意見を一方的に主張するだけでなく、多様な主義主張を受け止め、比較して判断できる能力も身につけたいです。

先日、ガーディアンの方とオンラインで面接を受けましたが、その時に言われ、強く印象に残っている言葉があります。 “Be yourself, don’t try to be someone else.” この言葉を忘れず、日本人である自分を失わないように英国で生活していきたいと思います。

長くなりましたが、最後に、今まで応援してくれた家族、知人の方々、暖かく送り出してくれた学校の先生や友達、また、支援してくださるTazaki財団の皆様には本当に感謝しています。今まで本当にありがとうございました。そしてこれからもよろしくお願いします。