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【Kingswood School】 Nさん(女生徒・都立西高等学校出身)

渡英から1年以上が経って迎えた2度目の冬は、大学入試を見据えた忙しさもあり去年とは全く違うものとなりました。そこで、今回はクリスマスの過ごし方や大学選びのポイント、そしてケンブリッジ大学での面接について報告したいと思います。

今年のクリスマスはホストファミリーと離れ、フランスで同じく留学をしている高校時代の友人と過ごしました。フランスでは、イギリスと同じようにクリスマスは家族で集まって過ごすのが一般的です。25日の朝ご飯には、大量の生牡蠣をシャンパンと一緒に食べるのが慣例のようでした。
この2年間で感じたのは、やはりクリスマスの行事としての扱いが日本とは全く違うということです。どちらかといえばお正月のような、大切な人と家でのんびり過ごす空気感をヨーロッパでは感じます。日本ではクリスマスだけでなくお正月にさえ多くの人が働き、街は賑やかに買い物をする人で溢れかえります。もちろん私もそういった日本らしい過ごし方も好きですが、一年に一度の家族で集まる日としてクリスマスを楽しむのもいいかもしれませんね。

クリスマスの前には、ケンブリッジ大学での面接と試験がありました。パーソナルステイトメントや事前に提出したエッセイの内容が聞かれるとは限らないため、教授の著書はもちろん他のリングイスティックに関連する本を多く予習して面接に臨みました。結果オファーを頂くことはできませんでしたが、ケンブリッジ大学の教授と数十分でも議論をできたことはとても良い刺激になりました。また、事前の準備として行った資料集めや読書、英語でのエッセイはケンブリッジ大学に挑戦したからこそできた事でした。直接結果には結びつきませんでしたが、長い資料を使い、自分の意見と結びつけて文章にする力を上達させる基礎になっているなと感じます。

ケンブリッジ大学以外にも、"University College London" 略してUCLと呼ばれる大学のオープンキャンパスに参加させていただきました。UCLはロンドンの中でもかなり中心部にあり、立地としても非常に便利な大学です。敷地面積は広く、設備も整っておりレクチャーは非常に勉強になる興味深いものでした。私の志望しているLinguisticsという学部の中でも授業内容は多岐にわたり、その上language centreでは自分の学びたい言語を学ぶこともできるという素晴らしい環境には非常に学習意欲を掻き立てられました。私はlinguisticsの中でも個々の言語が発生した成り立ちや、子供がどう自分の母語を学ぶのかについてを特に勉強したいと考えているので、大学ではレクチャーはもちろん個人でも、主体的に学びを深めていきたいと思います。

とても恵まれた環境で自分の学びたい事に向かって勉強できているのは本当に多くの方々から助けて頂き、いつも応援していただいているからです。本当にありがとうございます。これからも文武両道目指して努力していきますので、よろしくお願いいたします!