お知らせ

【Christ's Hospital】 Tさん(男生徒・都立西高等学校出身)

今回は学校と寮の生活について書こうと思います。

寮には日本の年齢でいうと中学一年生から高校三年生までの6学年が生活しています。下の三年はjuniorで上の三年はseniorという扱いになります。食事の時間が違ったり、就寝時間が違ったり、さらには使える寮の出口まで決まっていたりします。ただ普通に同じ家住んでいる子とは普通にかかわるので仲はいいです。
また寮長によって寮の雰囲気は全然違います。独自のルールがあったりもします。前学期は寮のseniorの成績上位者を町のレストランに連れて行ってくれました。僕たちは寮の中で最高学年なのでかなり自由度が高いです。ダイニングホールで毎食食べるのが強制じゃなかったり、寮の門限(町に行けるわけではないが)が遅かったりします。また毎週土曜日の夜にお酒を飲んで(※)夜更かしができます。

Christ’s Hospital全寮制(毎晩家に帰る子もいるが全員いずれかの寮に所属している)なので寮対抗戦が行われます。いくつかの競技を一年かけて行い最終得点で競います。前々学期はラグビー、前学期はサッカーとマラソン、今学期は陸上と水泳が行われました。歌も歌いました。
また、僕の学年は寮ごとに年一回パーティーが開催されます。そのパーティーは基本的に一人が一人ずつ異性を招待して食事をします。ただ僕の寮はそんなことに寮のお金を使うのは違うということでレストラン食事会でした。パーティーでは男女ともに着飾ってとてもすごいです。クリスマスは寮ごとに全学年でパーティーを行いました。とても楽しかったですが、全部説明すると長くなるので楽しかったとだけ言っておきます。

僕は前々学期はラグビーの二軍、前学期はサッカーの二軍でスタメンでやらせてもらいました。面白いもので、ラグビーは全敗、サッカーは全勝という形で終わりました。あくまで僕の持論ですが、ラグビーもサッカーもチームスポーツというくくりではあるものの、ラグビーは規律のスポーツ、サッカーは個々の集まりのスポーツという気がします(伝わりますか?)。うちの生徒は個々の能力は無茶苦茶高いのに同調とか協調とかができないような気がします。日本人との違いですね。今はクリケットの二軍にいます。一応野球を習っていた身ですが、全然違うので大変です。まだ試合には出られていませんが、想像していたほどつまらなくはないです(見ているのはつまらないですが)。


※英国では16歳以上(酒の種類によっては18歳)から飲酒が認められています。この規制下で各パブリックスクール独自の規制をしており、Christ's Hospitalでは親の許可があれば飲酒を認めています。ただし日本人は母国の規制により飲酒はしていません。