お知らせ

Aさん(女生徒)国立学芸大学附属高等学校出身

クリスマス休暇後、イギリスの再度のロックダウンと共にイレギュラーな2学期が始まりました。Christ's Hospitalでは、イギリスにいるインターナショナル生とエッセンシャルワーカーの家庭の生徒は学校に戻り学ぶことができ、大半の生徒は家でのオンラインレッスンを受けることになりました。
各学級の生徒はそれぞれ一つの寮に集められ、新しい部屋と寮の仲間、オンラインと教室での授業のBlended-learningなど、これまでと違う生活に戸惑いもありました。けれど、私にとってこの学期は一つ先へと成長できた期間だったと感じています。

1つ目に新しい出会いです。趣味が同じな子やいつも面白い視点で物事を考えている子などと共に雑談する機会は私にとってとても楽しく、刺激になりました。それぞれ元の寮に戻った後でも、立ち話をしたりなどCHでのコミュニティーの輪を更に広げるのとができたと感じています。
2つ目にBlended-learningの中で自分自身のアカデミックパフォーマンスに自信を持つことができたことです。ほとんどの授業では、私を含め教室にいる生徒1人か2人と他のオンライン生徒達と先生というスタイルでした。ほぼ先生との1対1に近い感覚で授業をうけることができ、今まで以上に発言や先生とのディスカッションの機会がありました。その中で少しずつ英語での説明する力や瞬時に問いに答える力をつけることができました。
特にPhysicsではプロセスを論理的に説明する力が求められ、先生とのやり取りの中でどう説明していくべきなのか少しずつ理解できたと感じています。生物の授業でも先生の“動物の賢さとは?動物の思考、認識とは?”といった疑問に対する熱い議論など自分自身の意見を再度考えさせられる事が何度もありました。
今でもこの期間で得た経験が授業や学習に生きていると実感しています。

最後に、自分自身の興味関心に再度気づくことができたスーパーカリキュラムです。スーパーカリキュラムとは、A-levelの授業、教科書以外での自主的な学習やリサーチなどの活動を指します。授業スタイルや英語での学習にも慣れてきたことで、私自身の興味ある分野のAnimal behavior,Ecology、環境保全活動や授業で学んだ事を更に深く学ぶ時間ができました。
オンラインで無料で受けられるのコースやサイエンス記事、研究者や専門家の方々のトークなど学校にいながらも様々な方法で興味を深める機会が充実しています。CHの先生方も教科に関係する記事やニュースを共有してくださったり、様々な分野で活躍する方々を招いてのトークを開くなど教科書の内容だけにとらわれない発展した学習のサポートをしてくださっています。
特に2学期のトークに登場なさったMya-Rose Craigさんの活動、行動力にとても感銘しました。彼女は、11歳の時に地球環境問題について自らのブログを作り、14歳にして環境保全に関するNGOを設立、18歳にはUniversity of BristolでのHonorary Doctorate of Science (ドクターコース)を受けるなど並々ならぬ活動をしています。
自分自身の意見を常に発信し挑戦し続けている彼女の人生を知り、私はまだまだ未熟だ、もっと新しことにも挑戦していかなければならないと強くと実感しました。私に何ができるのか、まだ発見できていませんがこの3学期に少しでもヒントを見つけていこうと思います。

ロックダウン中の中でも、安心して学べるのもTazaki財団の方々、Christ's Hospitalの先生、スタッフの方々のおかげです。本当にありがとうございます。今得られている機会を大切に、これからの自分自身の可能性を広げていきます。