お知らせ

Yさん(男生徒)都立八王子東高等学校出身

前代未聞の夏を日本で過ごし、コロナウイルスへの不安が拭えぬまま8月後半に再び渡英しました。
CHに通っている3.4期生は学校での2週間の隔離プログラムに参加するため、新学期が始まる2週間前に渡英しました。ここでは学習面、そしてコロナウイルスへの対応についてお話ししたいと思います。
まずはコロナウイルスについてお話します。9月に2週間の隔離プログラムを終え、CHでの新学期が始まりました。友人や先生と再会することが出来た嬉しさがある一方で、今までとは違う学校生活に不気味さを感じました。最初の数日はone-way systemやbubble制度に慣れることが出来ませんでしたが、今ではそのアブノーマルな状況が日常になりつつあります。
その他にもコロナウイルスの影響で、私服での授業への参加や他学年との関わり禁止が余儀なくされました。日本と同様に、食堂や寮での手の消毒やソーシャルディスタンスの確保、マスクの着用は行われていました。ですが、他のbubble groupの人や他学年とマスクをせずに密に接している生徒を見る機会が毎日のようにあり、決して〝徹底的〟とは言えないと個人的には思いました。それにも関わらず、CHではウイルスの感染拡大の封じ込めに成功したようなので、比較的しっかりとした対策だったのかもしれません。
コロナウイルスは僕達の学校生活に様々な影響を与えましたが、その中でも特に残念だったことは毎年ハーフタームの直前に行われるsinging competitionが実施されなかった事です。CHでは、year13になるとyear13専用の寮に移動するので、寮対抗の行事をとても楽しみにしていました。クリスマスディナーも、ソーシャルディスタンスを保たなければならなかったため、どこか寂しさを感じました。
学習面という観点から見ると、今学期は大学への出願があったためとても忙しかった印象が強いです。9月にはfinal prediction gradesを左右するテストがあり、その後はpersonal statementに取り組まなければいけませんでした。personal statementの下書きは夏の終わりまでに既に2回済ませていましたが、チューターとの話し合いを重ね情報の追加や構成の大幅な変更を何度も繰り返しました。特に10月と11月は、A-levelの3教科に加え日本語のA-levelの準備にも時間を費やさなくてはならなかったため、息の付く間もありませんでした。今学期の化学と物理の授業では、実験に費やす時間が去年に比べとても長く、事前リサーチや表作成がとてもスムーズで正確に出来るようになりました。
最後になりますが、本番のA-levelの試験が近づく同時に、CHで過ごす残りの時間も徐々に短くなってきています。来学期は、最後の模擬試験があるためより一層勉強に身を入れなければいけませんが、勉強だけに重きを置くのではなく友人との残りの時間を有意義に楽しみたいと思います。