お知らせ

Yさん(男生徒)都立八王子東高等学校出身

渡英から五ヶ月が経ちました。夜9時頃まで明るかった夏に比べ、最近では夕方5時前に日が沈むようになり、季節の移り変わりを感じることがあります。季節が移り変わるにつれ、少しずつ学校に慣れていくことが出来、特にHalf Term後の約6週間は充実していたと感じています。今回は、生活面と学習面両方について書きたいと思います。
まず生活面は、寮生活をしたことがない僕からすると、分からないことが多々あり、最初の1ヶ月は慣れるのが少し大変でした。英語だけでなく、寮内独自のルールや学校のユニークな日課にも困ることが何度もありました。ですが、僕の寮はすごくアットホームな雰囲気で、寮の中にいる友達やハウスペアレント、Matronがとても親切なので、すぐに学校と寮に馴染むことが出来ました。ランチ前のマーチングでは、最初の頃はいつも緊張していましたが、今では全く緊張せずに毎日行進しています。また、週に2回あるチャペルにもちょっとずつ慣れる事が出来ました。
この学校に来て、僕はオンとオフが明確で凄く良いと思いました。週に4~5回のアクティビティでは、rugbyやhockeyをはじめ、house ridingやCCF、astronomyなどの変わり種もあり、選択肢の豊富さはすごく魅力的だと思います。また、毎週土曜日は夜にディスコや映画があり、その後寮の中でのDeps Drink(CHではlower sixth formのことをDepsと呼びます)で同級生と楽しく会話をすることが出来ます。全体的に見ると、日本にいた頃より規則的で充実した生活が送れているのではないかと思います。
次に、勉強面では、数学、高等数学、物理、化学を選んで良かったと思います。数学に関しては、日本と比べると難易度は高くないのですが、進度がとても速いので自主的に沢山問題を解き自分のものにするのは簡単ではないと思います。高等数学では、入学して早々日本でいう数Ⅲや数Cの内容を学び、最初は少し驚きましたが少しずつ数学の楽しさが分かるようになってきました。物理と化学では、用語を覚えることはあまり大変ではないのですが、GCSEをやっていないことでディスアドバンテージを感じることが何度もあり、その穴を埋めることがとても大変です。実験では、自分で器具の準備、実験、考察など全てをしていく一連の流れを授業内に終えるのが大変でした。ですが、少しずつ実験のプロセスが分かるようになってきて、最近では時間に余裕を持って実験を終わらせることが出来ています。僕は、先生方の大半が校内に住んでいるために質問の時間が多く取れ、その上どの先生にもメールで色々聞くことが出来るという環境は、学習に最適だと思います。英語のサポートの授業では、マンツーマンレッスンが週に1回あり、大人数ではない事によって英語を発する機会が自ずと多くなるので非常に有意義だと感じています。
前回の学期では生活に慣れて勉強についていくことで精一杯でしたが、次学期は勉強だけに重みを置くのではなく、様々なことに挑戦し、交友関係を広げて行きたいと思っています。次学期は前回よりも格段と忙しい学期となると思いますが、財団の方への感謝の気持ちを忘れずに頑張っていきたいと思います。