お知らせ

Nさん(男生徒)都立国立高等学校出身

とても楽しく、濃く、そして新鮮な日々を過ごしています。楽しく過ごせているのは、周りの人々が楽しく過ごせるように僕のことを支えてくれているからです。サポートをしてくれている方々にはとても感謝しています。僕はこのような素晴らしい環境の中で、様々なことを学んでいると実感しています。
主に、メンタリティーについて学びました。今回のタームは、周りの友達はほとんどイギリス人で一部の留学生も前からイギリスの学校に通っていたという人が多く、今まで日本で過ごしてきた自分と英語力の面で差を感じました。そのため入学当初は、あまり会話に参加できませんでした。ただ、授業などは2ヶ月間サマースクールにいたためほとんど理解することができていました。ある日僕は授業の英語は聞けるのに、友達の英語は聞けないという矛盾に気づきました。同じ英語なのになぜ友達の会話は聞けないのか、また参加できないのか。答えはすごく単純でした。それは聞こうとしていなかったから、参加しようとしなかったからです。授業は周りに人がいる中で、基本的には先生から生徒という方向でコミュニケーションが行われるのに対し、会話というものは両方向で行われるものです。つまり、授業では1文聞き取れなくても大きな問題ではありませんが、会話では違うのです。僕はこの一文聞き取れず、返答できなかったらまずいという不安から逃げていたのです。それからは積極的にコミュニケーションをとるようになりました。もし聞き取れなければ、ただ聞き直せばいいだけです。そして友達にはとても感謝しています。とても暖かく家族のような存在だと感じています。この経験からメンタルがどれだけ自分の能力に影響を与えるのか痛感しました。
また、他の面でも自分のメンタルの弱さを感じました。僕は11月にプレゼンテーションの大会に参加しました。チャンスがあったらとにかく挑戦するということは心がけていたので、そこは評価できます。ただ、そのプレゼンテーション大会で優勝目指していなかったのです。ただ、ミスをしないでプレゼンをやり切ろうとしか考えていなかったのです。優勝を目指さないで大会に出場する人がいるのでしょうか。そのため僕は、経験したことがあり一番話しやすい話題であるサッカーの話をしました。もし優勝を目指していれば、何に聴衆は興味を示すかという目線で話題を決めるはずです。もちろん賞を取ることはできませんでした。賞の発表で受賞者の名前が呼ばれ時、僕はとても恥ずかしかったです。このような後悔を二度としないために常に全力で一番を目指して頑張ります。また、この大会に挑戦していなければ、このことに気づけていなかったので、挑戦することはこれからもしっかり続けていこうと思います。
このように、イギリスでの生活にも段々と順応してきているのでこれからさらに様々なことに取り組んでいきます。ボランティアやフォーラムへの参加、ワークエクスペリエンスなど様々な機会を通じてさらに成長していこうと思います。