お知らせ

都立日比谷高等学校 Tさん(女生徒)

渡英してから約4か月が経ちました。スコットランドエジンバラの冬は風も雨も冷たく、午後4時には真っ暗になり厳しい寒さが続いています。ただ天気はどんよりしていますが、人々はとても温かく優しいので充実した日々を過ごしています。

こちらの生活は日本とは全く異なり、当初は一日一日が大変で常に気を張っていました。次第に学校生活にも慣れ、友人も増えて毎日の学校生活を楽しめるようになりました。今学期は私が今まで日本で培ってきた経験や特技を発揮できたと嬉しく思っています。全校生徒が集まって外部の教会で行うAutumn Concertではピアノのソロを弾き、それまで話した事がない人とも話す良い機会になりました。また日本の部活でやっていたバドミントンは学校のチームに入り、他校との試合などの機会もありとてもやりがいがあります。寮対抗のバドミントンの試合や水泳大会にも出場し、バドミントンでは優勝をすることができました。寮代表として表彰台に上がることができとても嬉しかったです。このように自分の特技を最大限いかすことができ、そのすべてが友人を増やすこと、新たな出会いや機会を生み出すことにつながったりして学校生活を充実させることができました。

しかし一方で、課題もたくさんあります。私が一番苦労しているのはクラス内やディスカッションで自分の意見を素早く発言することです。こちらの授業は、クラスの人数が最大でも10人ほどの少人数制で一人一人の意見や発言を常に求められます。スピードも速く、自分の意見をまとめる前に先に言われてしまったりすることもあり、やはり英語でどのように表現すればよいのか悩むこともあります。この課題を少しでも克服しようとDebating Society や模擬国連 Societyにも入りました。毎回驚くような意見が聞けて面白く、次の学期はさらに積極的に参加したいと思います。

今回の冬休みはエジンバラのビーチ沿いにあるPortobello という町のホストファミリーの家に滞在しました。3人の子供がいて、祖父母もすぐ隣に住んでいるとても賑やかな家族です。本当に優しい人達でみんなでクリスマスマーケットに行ったり、クッキングをしたりとても楽しい休暇でした。特にクリスマスツリーの飾りつけ、七面鳥の丸焼きやプレゼント交換といったスコットランドのクリスマスを思う存分楽しめました。

これまでの4か月は素晴らしい環境に恵まれ幸せに過ごすことができました。これからスプリングタームが始まりますが、さらに成長できるように努力を怠らず、一日一日を大切にしていきたいと思います。改めて私を応援してくださるすべての方々に感謝申し上げます。