お知らせ

都立立川国際中等教育学校 Mさん(女生徒)

ようやく最近春の訪れを感じられる過ごしやすい暖かさとなって来ました。まだまだ天気の変動が激しく春とは言い切れませんが、学校の芝生も一層緑が深くなり、寮の前にある芝生にお昼のマーチング前に寝そべっている生徒たちが見られるようになりました。

早くもイギリスに来てから8ヶ月が経つことに自分では信じることがなかなかできません。それほどCHで過ごした時間はあっという間で大いに楽しんでいます。
このtermはより一層寮の子達と絆を深められた気がしています。私の寮から徒歩約2分で公共のジムに行くことができるのですが、夜の9:00~10:00まで私の学年は自由に行くことができます。ジムにはsquashのコートがあり、最近は寮の友達と一緒にラリーをしに行っています。Squashは私にとって全くの新しいスタイルのスポーツで、意外と体力を使うスポーツなのでprepを終わらせてから友達と雑談をしながらするsquashは良い気分転換にもなり友達との距離を縮める非常に良い機会でした。渡英して3ヶ月ほどは英語でのジョークもあまりわからず、みんなの話について行くことで精一杯でしたが、今では日本の友達と言っていたような冗談も交わすことが出来るようになったことも友達関係を築くプラスの要素になったと思います。

またこのtermのhalf termには去年の11月から準備を進めていたgsk(GlaxoSmithKline) でのwork experienceがありました。gskはイギリスに拠点を置いている大手グローバル製薬会社の一つで世界でも最先端の様々な薬の開発に携わっています。元々薬の開発に興味があり、work experienceをインターネットで探していた時に一際私の目を引いたのがgskでした。大手企業ということもあって例年応募人数が多いとのことで応募理由や先生方からの推薦文もいだたかなければならず準備は大変だったこともあり、通るか不安と期待でいっぱいでした。幸運にも自分の第一希望のclinical trialにwork experienceで参加させていただけることになり、本当にgskからメールを受けとった時には飛び上がるほど喜んだことを覚えています。

work experienceはStevenageというHorshamから車で約二時間の町で行われ、R&D( research and development ) のラボのエリアも非常に広く、デスクワークのみならず、いろいろな仕事環境が備わっています。私の体験したclinical trial とは薬の開発がR&Dでの段階を経て、動物実験も通過したあとのフェーズに主に携わる仕事です。clinical trial には大きく3つのフェーズがあり、段階を追うごとにその試験規模も大きくなっていきます。各フェーズにおいて試験内容や試験方法に穴がないかどうかを念入りに話し合い、臨床試験を行うために政府機関にプレゼンしなければなりません。

また例えば、試験結果を分析する際にバイアスを取り除くために患者さんに新薬かプラセボ(薬効がないものまたは以前の薬)どちらを投与したのかを知らせないsingle blind、分析者も患者さんもどちらも知ることができないdouble blindをといい、試験内容ごとにあった試験手順を計画します。
統計を使う場面も多くあり、現在数学で学習しているhypothesis testingも薬の薬効が本当に良くなったのか、それとも確率的に誤差が起きたのかを判断するために使われていて現場でも今の学習範囲が使用されていることに驚きました。実際にコーラとノンカフェインコーラを使ってカフェインが集中力を良くするかというミニ臨床試験を行いましたが、試験までの試験のプロセスを考えたり改善することにどれだけの時間と人材が費やされているかということに難しさと同時に楽しさを見いだすこともできました。
改めて新薬の開発には並々ならぬ時間と人手がかかっていて、将来何万人もの患者さんを病や苦しみから救うかもしれないという可能性を信じて、陰ながら人のために働いてる社員の方々が輝いて、格好良く見えました。本当にこのように5日間、gskで素晴らしい経験をできて、再度自分の進みたい道がはっきりと見据えられたと思います。

一方、学習面ではfurther mathが以前のtermの時よりも難しくなって、本当にfurtherという実感が湧いてきました。先生方も数学のためのホームページをセットアップしてくださったり、授業外でのサポートも手厚いので自分の進度を確認しながら授業と並行して活用することができます。また生物ではもともと授業の規模が8人と小さいこともあって、私は先生とのメールを通して質問の時間を割いてもらったり、過去問の採点をお願いしたりしています。日本と比べ、先生と生徒の比率が格段に低いので効率的に学習ができています。一方で、比率が低いことで日本にいた頃よりも一層自発的な学習態度や姿勢が改めて求められていることを感じました。

今はEaster holidayに入り、4月下旬にある大きなテストに向けて勉強の日々が続いています。ここで気を抜かないように今自分にできる最大限のことをのちに後悔しないようにこれからも頑張っていきたいと思っています。