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【Kingswood School】 Nさん(女生徒・都立西高等学校出身)

イギリスに来てから一年が経ち、改めてこの1年間を振り返ってみると、自分自身が成長したと思うこと、そして未だに残る様々な課題を改めて実感しました。英語力や自分自身で考え行動する力は確実に向上し、自信になっています。学校の先生方からも、初めて来た時よりも自信を持って人と接しているように見えると言われることが多くなりました。学習面においても、覚えなくてはならない単語は減り、ある程度はこちらの問題形式にも慣れてきました。依然として生物の長文回答や、数学の中でも物理に近い分野は苦手ではありますが、A-levelの試験の本番に向けてしっかりと対策をしていきたいと考えています。

夏休みの期間には、職場体験で映画会社と出版社に行き、普段とは違った経験もできました。出版社では未発表の原稿を読んでどの作品を出版するべきかを話し合ったり、本屋さんに実際に本を売るお手伝いをしました。映画会社でも同じような業務が多くありましたが、その他にもUniversal studioの会社など大きな事業を実際に見て体験することができ、とても刺激的な経験となりました。

また、夏休み中に大学出願のためのエッセイやパーソナルステイトメントを書かなくてはならず、慣れない作業ということもありとても大変でした。パーソナルステイトメントでは、自分自身をアピールし、大学側が生徒に何を求めているかを考えて限られた文字数に収めなくてはなりません。この作業が想像していたよりもはるかに難しく、夏休みの間にある程度完成させることが必要不可欠だと感じました。
また、大学ではLinguistics を学ぶ予定なので、ケンブリッジからは2つのエッセイ提出を求められました。普段はエッセイ科目を一つも専攻していない為、ほぼ初めての経験で戸惑いもありました。正直に言うと、エッセイとしての出来は他のEnglishを学んでいる生徒に比べると良くないかもしれません。ですが、内容やアイデアには私なりに全てを出し切れたと思っています。学校では先生方も手助けをしてくれますが、オックスブリッジに出願する場合は提出期限がとても早いので時間もなく、また同時並行で多くのテストもあったので前期はこの1年間で1番忙しかったです。今現在はそれらのタスクは終了し、12月のインタビューとリングイスティック用のテストに向けて練習をしています。日本と違うことばかりなので少し戸惑う部分もありますが、全力でやりきりたいと思っています。

1月には学校での大きなテスト、そして6月にはA-levelの本番の試験が控えています。今はそういった勉強以外のことで集中しなくてはならない事が多くあり、全てには手が回っていない状態ですが、クリスマスの休みからは教科の勉強に本格的に力を注いでいきたいと考えています。Predicted gradeは満足のいくものを得ることができたので、それを裏切ることのないよう、良い成果を本番でも出したいです。

Kingswoodに入学してから1年が経ち、Upper sixthになり初めての田崎財団からの後輩もできて、環境には慣れたといえど新たな変化が常にあり、毎日とても刺激的な時間を過ごしています。受験まであと残り7ヶ月ほど、このkingswoodでの生活期間を十分に活かし、後輩にも自分なりにアドバイスなどができればとも思っています。
私はsixth form での成果が全てではなく、大学でどう学び、何を得るかが将来に繋がっていくと考えているので、この残りの7ヶ月だけでなくその先の大学生としての3年間も見据え、自分自身で考えながら行動していきたいと思います。これからもご支援のほどよろしくお願い致します。