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【Christ's Hospital】 Yさん(男生徒・都立小石川中等教育学校出身)

今回のレポートは、昨年度の夏学期と夏休みの間(4月~8月)の生活や活動について主にレポートをまとめたいと思います。

まず生活面ですが、今年のイギリスでは、イメージと反し記録的な猛暑になりました。6月から7月にかけては、晴れの日がイングランド南部でも一か月近く連続で続くなど、1976年以来の暑い夏となりました。気温は30℃前後と日本と比べるとあまり暑くないですが、日差しが強く、またエアコンも一般的ではないため、気温以上の暑さを感じました。日本と違い乾燥している夏なので、ガーデニングで草花を特に気にするイギリスでは、芝が枯れたり、水やりが大変のようでした。晴れより雨を望んでいる姿が、とても印象的でした。
また、私のホストファミリーの方では、夏は天気が悪いため、毎年休暇を取りヨーロッパのほかの国に滞在するのが習慣的だったようですが、今年の夏は天気がよかったため、南部のブライトンやドーバーなど海辺に行ったり家でBBQなどを多くしました。イギリスでは天気が良い日が続くと国内での消費拡大で景気が格段に良くなるという統計結果があるようです。

夏は娯楽も充実していて、特に今年はW杯もあったためとても盛り上がりました。夕食の後みんなでビールを飲みながら観戦したり、地元のパブにイングランドのユニフォームを着て行ったりもしました。さらに私の周りでは、インターネットでベットをする人も多く、様々な楽しみ方があり、白熱していました。また、テニスのウインブルドンなどの国際大会も開かれており、本場の熱意を感じられました。

次に学習面ですが、4月からの夏の学期は、イギリスでは試験のシーズンに当たりました。学校では一つ上のYear13のためのテストが、ほぼ毎日行われていたりとボーディングスクールならではの緊張感を身近で感じました。私の学年も来年のA-levelの試験に向けて、同じようなコンディションで大学応募にも使われる現段階の成績が出されました。前回のレポートでも述べたように、自分の学問的な将来性を見つめるため、夏休みにいくつか課外活動に参加しました。

自分の勉強したい科目を更に深く理解する機会として、サマースクールやワークエクスペリエンス、エッセイコンペティションに参加しました。サマースクールでは、大学で学ぶであろう単元や摘要を、5日間勉強しました。私は、経済のサマースクールに参加し、経済の哲学的な面や国際機関について、数学を用いたコンセプト、金融機関や経済の歴史など新しい内容に触れることができ、この科目に対し関心を高められました。このサマースクールを通じて、ただ経済という科目への知識やスキルを習得できたのみではなく、様々な社会のテーマに対する捉え方を新たに得ることができ、とても有意義なものだったと感じています。
また、ワークエクスペリエンスでは、講座タイプのものに参加しましたが、非常に興味深いものでした。講座の内容の詳細としては、実際に世界有名な投資銀行の業界で働いているGeneral Managerの方々が、仕事内容や必要なスキル、進路などについて、実践的な演習を含めて分かりやすく説明してくれるものでした。また、講座内容以外にも、将来の進路が明白には決まってない自分にとっては、ほかの受講生との交流などを通じて、得ることのできた彼らの夢やその考え方なども非常に価値のあるものとなりました。学校以外で同年代の人とコミュニケーションをとることは滅多にないので、これらの交流ができたことも新鮮でした。このワークエクスペリエンスでは、投資銀行など金融関連の職業に対して眼識を得ることができただけではなく、ワークエクスペリエンスの応募とその機会を得る厳しさを知ることができ、大変良い経験となりました。さらに、世界的にも大規模な投資銀行の先生方や似た将来の目標のある他の生徒とのコミュニティに参加するきっかけとなり、とても良い機会を得れたと感じています。

夏休みの間に、自分の社会経験をさらに増やすため、数日間アルバイトをしてみました。イギリスのファンブローで開かれている航空機やその企業の展示、商談を行う航空ショーイベントで、敷地の案内、受付などの業務を行いました。そこで実際に別の企業の方々が来て飛行機を何機と買ったり、情報を競合他社から守るために工夫しているのを見たりと得難い見学をすることができました。また、一人の大人として扱われ働くことができたのは、とても刺激的な体験となりました。

イギリスに来てから一年以上たち、先日は大学のUCAS応募も行いました。日に日に大学入試が近いている中で、この一年はより自分の将来に向けた具体的なことを始めていきたいと思っています。学校の授業が難しくなるだけではなく、大学受験が近づいて授業以外の自習がより重要になる中、学業や学校生活で進歩を得られればと考えています。